vol.434 根源的な問題への注目
2025-02-27
・Kazuさんからのお便り②
・非存在の概念を打ち立てるまで
・あゆくさんからのお便り①
・根源的な問題への注目
1月15日に来たKazuさんの存在と非存在のお話から、回答からですね、お話をしています。
『0から二元性の世界が発生するにはなんらかの意識が必要、発生のきっかけとして言葉があり、言葉は意識を明確にしたもの。意識というのは違うような気もしますが、一応意識とさせていただきました。
以上稚拙な推測ですが、これまでの目風様のご解説、かわかつ編集長の会員用説明を参考に考察させていただきました。
勘違い部分も多いと思いますので、正確、詳細なご解説いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。』
そうですねこれはもう前回言いましたように、0から質量が出てる説明はしてるわけじゃなくて、一次直線、一次関数、一次関数じゃないごめんなさい1次元ですね、1次元の数直線のグラフっちゃグラフなんだよ。それの0地点からどれだけ離れているかという位置情報で、位置情報のプラス情報、それに、その非存在というのはマイナス。絶対値Aがあったら、A点っていう値があったら絶対値のマイナス、つまり−Aが非存在だと申し上げました。
でも何でそれが非存在なの?っていうことになってくるわけですよ。そこが問題。そんな浅い話なのって、存在と非存在っていうのはという話になってきますよね。
だって存在と非存在なんてのはもう何て言うの、本当に昔から人間、哲学者がですね、人類の哲学者が延々考えてきたことだから。そんな簡単なことだったらみんなとっくに気づいてますよね。ところが宇宙全史っていうのは、浅い学問じゃないですから、そんな簡単にAの非存在が−Aだよって軽くは言えないですよ。古川くんも最初は全然そんなの信じてませんでしたから。
でもいろいろ考察して、考察していくうちに、ひょっとしたらそうかもしれないというふうになってきたっていうのはなぜかというと、哲学的な問題じゃなくて、現実的な問題ですよね。このリアルな世界ってのはそういうふうになってるんではないかという考察、推測あるいはその実験結果があって、実際の結果があって、そういうふうな考えに至ったということなんですね。そこをおいおい喋っていきたいと思います。
Kazuさんのなかなかいいとこ行ってますよ、本当に。
次はね、あゆくさんから来てます。これも15日に来てますね
『遅ればせながらあけましておめでとうございます、日々の学びをありがとうございます。
「Aという概念がなければ、-A、要するにAがないということもない」という、存在と非存在についての宿題に、未熟ながら挑戦してみます。』
ま、いっぱい来てんだよね、みんなやっぱ好きなんだね。存在と非存在っていうのは、こういう根源的な命題っていうのは、世界中どこを探してもはっきりこうだよって言ってるとこはどこもないじゃないですか。前回も言いましたけども、哲学では……今回言ったのかな、さっきKazuさんの項のときに言いましたけども、ターンのときに言いましたけども。誰も言ってないですよね、きっちりした答えを出してないんですよ。存在とはこうだ、非存在とはこうだ。なんかうまく誤魔化してるような感じだから、それを宇宙全史はAという存在があったらAの非存在は−Aだとはっきり言ってるわけです。しかもそんな簡単な説明でいいのかということですね。
『たとえば容姿の美醜の概念がそれにあたるのかなと思いました。』
お〜、この観点はなかなか新しいですね。
『生まれたての赤ん坊の意識にはこういう概念はないような気がしますが、成長して誰かを「美しい」とした瞬間に、必ず同じ意識に「美しくない・醜い」というものが発生するはずです。美しさとはそういうもので、美しくないものがなければ存在できません。』
難しいね。美醜の問題はね、すんごい難しいんですよ。これはね存在と非存在とはまた違ってきてですね、困ったね、これはこれでまた長くなんだよね。今日はとりあえずここでストップしときましょう。はい。
(※美醜は、それ自体二元性のこだわりですが存在と非存在という根源的な命題というより
美醜は、人間の感覚や社会性が関わって来ていますので少し複雑な関係性を持ちます)