vol.402 曖昧な世界
2025-01-26
・確率について
・春分の日に間に合うように
・量子力学の原理、不確定性原理とは何か
・物理学の基礎に横たわるもの
・きわめて曖昧な世界
スーザンさんのお便りからの続きですね
[確率について]というのがあります
3月24日、去年だよね
もう早くやりたいんだけど、まだちょっと溜まってるんで、早目に追いついて、リアルタイムでこう、
私がお答えできるようにしたいと願っております
ただね、今ね、本当に忙しくて、毎年この時期になると、この時期というか、今年ちょっと押してて
ほら、35部品の虚空蔵東京本の制作がですね、これまたちょっと難航してまして、
早めにやらなきゃいけないんだけども、何とか春分の日(3月20日)までにできるといいですね、ということです
それでは続きをいきます
「上記の質問」
[確率について]ですね
「上記の質問で「時間とエネルギーに関する不確定性関係」というものを参照させて頂きましたが、」
「同じように「位置と運動量」に関する不確定性関係と呼ばれるものがあり、」
「これは大雑把に言ってしまいますと、位置のゆらぎの大きさと運動量のゆらぎの大きさの積が大体プランク定数程度
になるという法則だと理解しております。」
スーザンさんらしくてですね、数学的な説明で多分ほとんどの人はわからないと思います
これはね要するに位置がどこにあるかと
例えば素粒子、球ですよね
ボールがですね、小さな球が僕らみたら
ほら、バックグラウンドの左の隅にあるよってわかるじゃないですか
で、その位置と、それと何だっけ、運動量
運動量ってその球が今止まっているのか、それともコロコロ転がっているのか
ポンポン弾んでいるのかというのを、それをですね同時に測定できないっていう原則ですよね
量子力学の原則があるわけですよ
それを不確定性原理というわけ
つまりその位置の情報とえーと何だっけ?運動量?要するにどうやって動いているかいうのをその掛け合わすの
その一、量があるわけですよ 数学的な、例えばその、運動量ったら速度とかね、方向性があるじゃないですか
それと、位置だったら、XYZの軸のこの位置というのを、それがね正確に測れないんですよ
測れないです、量子力学では
要するに非常に細かくしていくと無理なのね
我々には無理なのよ
それが量子力学
それがそういう原則が原理、原則になってて
…のが我々の物理学の基礎にあるわけ
だから我々の世界ってのはそうなっているわけよ
非常に曖昧な世界なんだよね
で、それをいいことに色々言ってる人がいるわけよ
YouTubeとかなんかではまぁ何かわかったようなことを言ってですね
なんだ?時間がどうたらかとか我々は幽霊みたいな存在だとか
何だかんだ言ってんだけど、本当はそうじゃないよね
本当はそうじゃないのよ
ただその…難しいよね
物理学者も多分あんまりわかってる人そんなにいないと思いますよ
その本当のことがね
そういうことよ
スーザンさんはわかりやすくその運動量と位置の関係を
もやもや、どういう風にもやもやしてるかっつうと、
その定量、量ってですね、その量を測って
掛け合わせたものがプランクの定数というある一定量があるわけですよ
(字幕 プランクの定数というのはどんだけ精密に物体を計測しても
速度と位置の量(数)を掛けたものがプランクの定数以下にはならないという原則を示しています
つまりプランクの定数の範囲内でしか私たちは認識できない…ぼやけた世界しか見えないという事です
(プランクの定数が0になれば世界はものすごくクリアになります))
その一定量に必ずなるよというのが、その範囲から離れないよという、外れないよ、あるいはその範囲の中でしか
我々は確認できないよというのが、量子力学の不確定性原理というやつですね
「量子力学が導入される以前は、粒子の位置と運動量はピタッと完全に決まっており、」
「したがって粒子の運動は(初期条件さえ決まれば)完全に求まると考えられていたそうですが、実際はそうではなく、」
「両者を完全に決めることは原理的に不可能で確率的にしか表現できないというのが現代の考えであると思っております。」
まぁ、そうですね
今現在はそうですね、宇宙全史以外では…ほぼそうです
「こちらに関して理論的には色々な説明があると思うのですが、」
「実際のところは人間の認識(特に感覚器官)における限界があるため粒子の運動を完全に把握することが出来ず、」
「不確定性原理、ひいては粒子の確率的な振る舞いが生じている(ように人間には見えている)と考えてもよろしいのでしょうか?」
これちょっと違うと思うね
ちょっと今あの、今本当に古川くんが全然考えられないので、今すぐ即答はできないんだけど、
(字幕 不確定原理によるぼやけた世界の原因は人間の感覚器官の問題ではなく地球上の次元の問題になります
(それに伴う「人間の感覚器官」という事もありますが大元は世界の有様がそうなっているから
プランクの定数が0の値ではなく光速が秒速30万kmになっております)、)
これね僕全部即答してんすよね、実はね、
昔の古川くんだったらもうパッパッパと答えられてたんだけれども、
今の目風が入っている古川君の肉体の脳というのは、もうほんとに超劣化してまして、答えられません
ちょっと考えさせてね
でこの続きは次回やりましょう
じゃあ、はい
vol.403 新原理の黎明期