2021年3月2日 インターネットの社会学
オンラインでの創作活動
インターネットのアプリケーション(応用、応用技術?)としてのウェブ インターネット≒ウェブと(社会学者が)考えるようになったのはいつ頃か
インターネットの全通信量に占めるウェブ(HTTP(S)プロトコルによる)通信量の変遷を見る
オンライン・コミュニケーションの手段の変化
ウェブが開発される以前
電子メール(SMTP)、NetNews(NNTP)、IRC(Internet Relay Chat)、あたりか
ウェブが開発され、普及した後
電子メールやIRCを使ってコミュニケートし、ウェブで情報発信と共有をやる
ウェブの使い方が多様化する
いわゆる「ホームページ」、HTMLで書いたファイルをWebサーバで公開する
CGI(Common Gateway Interface)を使えば、掲示板(BBS, Bulltin Board System)を作れる 掲示板で双方向にやり取り(書き込み)すると、それはオンライン・コミュニケーションである
「ホームページ」よりもテキスト情報の発信、共有が格段に楽になる
コメントやトラックバック機能によりオンライン・コミュニケーションの手段が確保される
電子掲示板という情報発信・共有の手段は古典的である
「スレッド・フローティング」という仕様が目新しい
注目される情報の可視化
掲示板(スレッド)への書き込みを匿名(「名無し」さん)で行える
むしろそれが推奨される文化である
コミュニケーションの主体が特定できない、特定されないオンライン・コミュニケーションの手段である
2ちゃんねるはオンライン・コミュニティであるのか、どうか
結局、この問題に決着は付けられていないのでは
インターネットを社会学する研究者にとって、2ちゃんねるは無視できない存在だろう
これをどう検証するのか
オンラインとオフラインの二元論(を超えてゆけ)
どうやら1990年代はオンラインとオフラインは、社会空間として明確に区別されていたとされている
2000年代、2ちゃんねるやウェブログの登場以降は、その区別が融解していったとされている
しかし、2000年頃には脱オン・オフ二元論へ向かう議論が出始めたのではないか
オン・オフ二元論の代わりに登場したのが「拡張現実(Augmented Reality)」概念だろう ネット空間、オンライン空間は現実が拡張された社会空間なので、そこに仮想性はありません
ところで「現実が拡張される」って何が拡張されるんでしょうね
あんまりうまくまとまらない(オチがない)
ウェブの登場をひとつのエポックに捉えるのはよいとしても
ウェブにアクセスするデバイスのついても考えないとダメだろう
スマートフォンの登場と、ブラウザではなくアプリで接続するウェブ
アプリによるオンライン空間の分節化?
コミュニケーションの(主体の)話なので、結局、社会学的自己に関する議論とセットで考えないとダメだろう
2021年2月25日:初出
2021年3月2日:いくつかリンク(リンク先の文章含む)を追加