MacでVirtualBoxを使ってUbuntuを使う
2020/02/11
MacでUbuntuを使うには仮想化ソフトウェアを利用するのが簡単だと思います。
Macで使う仮想化ソフトウェアとして、VMware Fusion、Parallels Desktop、VirtualBoxが選択肢になると思いますが、無料で使えるのはVirtualBoxだけです。
有料ソフトウェアのVMware Fusion、Parallels Desktopは、機能・性能ともに優れているので、仮想化ソフトウェアの利用頻度の多い方は、購入を検討してもいいかもしれません。
使いやすさで選ぶなら、Parallels Desktopが良い気がします。
本記事は、VirtualBoxでUbuntuをインストールするまでの手順について記述します。
大まかな手順の流れは以下のようになります。
1. VirtualBoxのインストール
2. 仮想マシンの作成
3. Ubuntuのインストール
4. VirtualBox Guest Additionsのインストール
1. VirtualBoxのインストール
1.1 VirtualBoxのダウンロード
以下のページからVirtualBoxをダウンロード
macユーザの場合は「OS X hosts」を選択
https://gyazo.com/0186246741a17eb28d1f3ac9ffa38ede
https://gyazo.com/7e482c20dfaed680d3ed6286be511de0
1.2 VirtualBoxのインストール
https://gyazo.com/e4676e33b859ade589cfdf761fa89cd3
Applicationsフォルダにインストールされる
インストールに失敗する場合
新しいmacOSでは、セキュリティが強化されたことでインストールがうまく行かないことがあります。
システム設定環境の「セキュリティとプライバシー」でインストールプログラムの承認でインストールできる場合もあるようですが、承認確認が表示されないことがあり、そのときは以下を実行します。
1. Recovery modeでmacOSを起動(Command (⌘) + Rを押しながら起動)
2. 「ユニティリティ」 > 「ターミナル」 を選択して、ターミナルを起動
3. OracleのDevelopper IDを以下のコマンドで承認する
$ spctl kext-consent add VB5E2TV963
参考URL
2. 仮想マシンの作成
2.1 仮想マシンの新規作成を選択
https://gyazo.com/971ea583ac1d6df9f054d7f5dc96683b
2.2 名前とオペレーティングシステムの設定
以下のように設定
名前: Ubuntu 18.04
※ Ubuntu 18.04を使うことを想定した名前にしています。わかりやすい名前をつけると良いです。
マシンフォルダー:そのまま
タイプ: Linux
バージョン: Ubuntu (64-bit)
https://gyazo.com/aa92638a39fd2fbf7923abff987cc637
2.3 メモリーサイズの設定
メモリサイズを2048に設定
https://gyazo.com/6aca056864590d2d15537819460ecc9f
2.4 ハードディスクの設定
仮想ハードディスク作成するを選択
https://gyazo.com/7811a8a22c976fb1ef92f6f297934595
2.5 ハードディスクのファイルタイプの設定
VDIを選択(デフォルトのまま)
https://gyazo.com/9377094a877e86754b52a84f7151b5d4
2.6 物理ハードディスクにあるストレージの設定
可変サイズを選択(デフォルトのまま)
https://gyazo.com/3dcea7dac4401228d3b4a1b41722161b
2.7 ファイルの場所とサイズの設定
仮想ハードディスクのサイズを20Gに変更する
https://gyazo.com/c827c8d8e2f061e9a4436e19643e920b
2.8 仮想マシンが作られ,VirtualBoxマネージャーに表示されます
https://gyazo.com/9abc18725eac5571772529af969ae7bc
3. Ubuntuのインストール
3.1 UbuntuのISOイメージファイルをダウンロードする.
https://gyazo.com/c01536ab615700795a2e50d5a6ded37d
3.2 仮想マシンを起動する
3.2.1 起動ボタンを押す
https://gyazo.com/e9db9e3dab453838954d939cc887a902
3.2.2 イメージファイルの選択
起動すると以下のようなイメージファイルの選択パネルが表示される
(この選択パネルは仮想マシンの初めての起動時のみに表示されるもよう)
https://gyazo.com/9750bf65ce91533931091053fea21c84
ダウンロードしたイメージファイルを選択する
https://gyazo.com/a475206e54bcf646ab0501a6b1113936
(オプション) ISOイメージファイルを設定メニューから選択する方法
起動時のイメージファイルを選択するパネルは,初めての起動のときしか表示されないようなので,設定メニューから選択するやり方を記述
(注)必要な場合のみ実行すること
1. 設定パネルを開く
https://gyazo.com/330c7d58b70cad10cdf6f54f5c1487c2
2. 下記スクリーンショットのCDのアイコンをクリック
https://gyazo.com/ef430785da95e80b1a7950972a0a5453
3. 「Choose a disk file...」を選択
https://gyazo.com/d3ec250b4f27e87901089c51afc8793b
4. ダウンロードしたUbuntuのISOイメージファイルを選択する
3.3 Ubuntuのインストール
3.3.1. 「Ubuntuをインストール」を選択
https://gyazo.com/fe49fab4ef16f696d97885faf986e5a9
3.3.2 キーボードのレイアウトを選択
https://gyazo.com/191b9ee3a2e1caaade11515cca1a9dde
3.3.3 アップデートと他のソフトウェアの設定(デフォルトのまま)
https://gyazo.com/04ae43274bf294ddbf625dde1a0731a0
3.3.4 インストールの種類の選択(デフォルトのまま)
https://gyazo.com/4f5c60bf19f5b95df57f4b4bf585f48a
3.3.5 確認画面で、「続ける」を押す
https://gyazo.com/0fbaeb6d388eeea098e84b030e00c4b7
3.3.6 エリアを選択(Tokyoのまま)
https://gyazo.com/b170111f2b6a6d1359627b98fb81962a
3.3.7 ユーザ登録を行う
https://gyazo.com/3bd15b5bdd22921f5974da1d11c9979c
3.3.8 インストールが開始されます
https://gyazo.com/9dcfe53fe0f53b55e611400edcebc5f7
4. VirtualBox Guest Additionsのインストール
UbuntuにVirtualBox Guest Additionsをインストールすると、macOS間とのコピー&ペーストやドラッグ&ドロップなどができるように使い勝手が向上します
1. メニューの「デバイス」> 「Guest Additions CD イメージの挿入...」を選択
2. プログラムが起動して確認パネルが表示されるので、「実行する」を選択
https://gyazo.com/5118b74ddda5af0850c38901ba5cd53d
以上が、インストールまでの手順でした。