敬称統一作戦
メールでの敬称を「様」に統一することに取り組んでいます。
これまで、メールで使う主な敬称には「先生」、「**長」、「君」、「さん」、「様」などがありました。例えば、教員同士の間では、年配の方には「先生」、年の近い人には「様」を使うことが多かったです。また、メール本文の最初に書く宛名には「様」と書き、それ以降の文中は「さん」と書くこともありました。
ただ、敬称の使い分けに悩むことも多かったです。例えば、複数の教員宛にメールを送る場合、「先生」と「様」を人により使い分けると、差を付けるようで何だかいやです 。男子学生に対し「君」を使うことも多かったですが、名前から性別が分からないことも多いですし、そもそも、性別で敬称を使い分けるのは、最近のジェンダー問題に対して人びとの意識が高まっている現状では、あまり好ましくありません。
このような敬称の使い分けで悩むのが嫌だし、時間がもったいないので、敬称を「様」に統一することにしました。ただ、一部に「様」と呼ばれることを好まない人もいると思います。そのため、メールの署名に「敬称を「様」に統一しています」と書き、全員に対してそうしていることを知ってもらい、不快感を和らげる配慮を少しだけしています。
他にも、署名に「メール短文化に取り組んでいます」と書いて、「お世話になっております」など、あまり情報を含まない文言を減らすように努力しています。
それでも、油断すると、癖で他の敬称を使ったり、不必要な「よろしくお願いします」を書こうとしてしまうが、気がついたら、強い気持ちで誘惑に抗い、自分の決めたルールに従うように心掛けています。