システムは自己の組織を保持するかぎりにおいて自己のアイデンティチィを保持する
それでも,システムの構造は十分に可変的であるから,
各時点でシステムがとりうる固有行動の種類は変化する(原理1による)。
入力型のスタンス
システムが適応的なのは,与えられた世界に最適に適合しているから
システム・環境の関係は命令的ないし規定的な規則になる。
閉鎖型のスタンス
システムが適応的なのは,制約条件を破らないような構造の変化の過程を通して組織が不変に保持されているから,
関係は十分条件的ないし規制的な規則になる。
組織の保存によってアイデンティティが保持されるかぎり,適応は行われている
どんな特定の様式で適応が生じうるのかについてはいわない
その様式は,システムの閉じとそれに対応する固有行動によって示される。
システムが媒介と連結される過程では,環境の広籠な制約条件のもとで、システム自身によって特定される固有行動が間断なく構成される
だから,アイデンティティを不変に保つそのような複数の固有行動
このような複数の経路のことをいうのに,自然浮動(natural drift)
第2の原理
さまざまな固有行動をとる作動上閉じたシステムが,
攪乱の世界に対して自分自身の世界としての意味を実際に付与する様式である。
明らかに,ここでは大事な話題が触れられていない。生存能力の保持へと導くような構造変化の規則は何か,という話題がそれである。
Miyabi.icon記号過程としての意識・意味の内化。外貨