「船が動かない」シーンの対比
序盤:船が動かなくなり、他人に任せるマルコ
終盤:動かない船だが、大事と言って乗り続けるコルテス
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似た状況が繰り返されることで、違いがより目立つ。
二人のキャラクター性の違い。
興味がなく、他人に任せきりなマルコ。
執着し、大事に守り続けるコルテス。
マルコの対応の違い。
我関せずだった序盤のマルコ。
自ら先陣を切って貸してくれと頼みに行く終盤のマルコ。
さらに、マルコとコルテスは財宝に固執しながらも満たされないという点で似ているキャラクターだが、同じ困難にぶつかることで二人の類似性がより印象に残る。
最終的には、二人の成長をもってしてコルテスの「動かない船」が動いていく。
マルコは命を賭してコルテスと交渉し、自分の家宝を渡す。コルテスは大事な船を他人に貸す。
そうすることで船は動き、二人は島から脱出できる。
二人が過ちに気づき成長することで問題から解放され、新しい人生を歩み始める。