国語のツール別シンキングツールの活用例
国語におけるツール別のシンキングツールの活用例をまとめました
単独のシンキングツールでの活用
ピラミッドチャート
4年 説明文(世界にほこる和紙)
もとめられる力
読む力, 書く力
京都聖母学院小学校 三宅正人先生
・説明文を扱う学習単元で、文の組み立てわからずとらえたり、要約文を書いたりする時に役立ちます。
・また、文の読み取りの学習とは逆に、自分の考えを効果的に伝えるための文の組み立てを作る時に使えます。
https://gyazo.com/1f4c0a5fbb8badc38e6e9edf9ab0ee63
・例「世界にほこる和紙」
「筆者の考え」を頂点に置き、段落ごとの要点をピラミッドチャートの頂点に置き、「理由」「理由の説明」「例」などの順に下段に置いていきます。
これにより、中心となる考え(主張)を頂点とする文の組み立てを整理し構造的に見ることができます。
フィッシュボーン図
6年・「卒業文集」を作ろう
もとめられる力
書く力
秦野市立鶴巻小学校 三根 和敏先生
https://gyazo.com/0f040cbde0dbe9c4baeae6f52de9a5e5
卒業文集で、書く題材を迷ったり、中心となる出来事は決まってもどのようなことを書けばいいか分からないことがあります。
そこで、フィッシュボーンを使い、どのような出来事だったのかを具体的に記述していきました。
そうすることで、書く出来事の題材を明確にすることができました。
バタフライチャート
小学六年生・海の命
もとめられる力
読む力
世田谷区立池尻小学校 坂本 秀一先生
https://gyazo.com/b38f7c94f1a8f381b9c0c9b37c2bb9aa
登場人物の生き方について読み深めるために、叙述から生き方に共感できるところと共感できないところをチャートに表していきました。
物語を読んで自分の意見をもつことが目標です。
X チャート
6年・海の命
もとめられる力
読む力
秦野市立鶴巻小学校 三根 和敏先生
物語の登場人物の人物像について読み深める時に、Xチャートを活用しました。
https://gyazo.com/749ff4aec769b68f210172695f0d5e51
子ども達一人一人が読み取った人柄やそのことが伝わってくる叙述をロイロノートのカードにまとめ、グループでXチャートにて共有します。
そうすることで、叙述を基に話し合うことができ、グループで読み取った人物像をまとめることができます。
複数のシンキングツール、他ツールとの組あわせの活用
バタフライチャート&共有ノート
高校1年生 羅生門
もとめられる力
聞く力, 話す力, 読む力, 書く力
京都府立清明高等学校 坂本 美和子先生
芥川龍之介の羅城門をテーマに「生きるための悪は許されるのか、許されないのか」を題材にグループ討論をおこないました
https://gyazo.com/b0ea872f7712264f3269bd3a48d1f990https://gyazo.com/ab70c4c6f610369fa8dfd2adc2d37ab7
手順
①グループ討論準備で提出箱に出された「意見カード」を、バタフライチャートに全部並べて、生徒に送ります。
②共有ノートをつかって、クラス全員の意見をまとめます。①で作成したバタフライチャートを全員分並べます。
③他の生徒の意見を読み
かなり賛成・賛成・反対・かなり反対 に分けて、カードの分類作業をおこなわせます。
④ 自分の立場の色のカード「生きるための悪は許される(緑)」 「生きるための悪は許されない(桃)」のどちらかをバタフライの中心に置いて、提出箱に提出させます。
⑦提出箱を回答共有して、次の時間までに他の生徒の意見も読んでおくよう指示します
⑧カードの色で立場を把握して、両方の立場の生徒がいるグループで討論を行わせます。