Transition
Fade(フェード)
カットを徐々に暗くする、もしくは真っ黒な画面から徐々にカットが表示される
オープニングやエンディングによく使われる
劇中に連続してフェードを繰り返すDip to Blackという手法もある(映画の予告などでもよく使われる)
黒に比べて使用される頻度は少ないが、演出によっては黒ではなく白にフェードする場合もある
Disolve(ディゾルブ)
シーンAをフェードアウトすると同時にシーンBをフェードインして2つのシーンが溶け合うように移り変わるトランジション
オーバーラップやクロスフェードともよばれる
Match Cut(マッチカット)
形や色、動き、音など前後のシーンで共通する要素を意図的に使って、シーン間の切り替えを滑らかにするトランジション
基本的にはシングルカットでの切り替えだがマッチカットとディゾルブを組み合わせたマッチディゾルブなどもある
Iris(アイリス)
カメラの絞りを利用した円形トランジション
現代では特定の要素に焦点をあてるときにしか使われなかったり、コメディタッチの演出で使われたりするくらい
コメディタッチのアイリスはどちらかというとソフトのエフェクトをつかった多角形(アイリス)ワイプの一種
Wipe(ワイプ)
特定の方向から拭き取るようにショットを消していき、次のショットを表示させていくトランジション
スターウォーズで多用されている
またアイリスのような表現をする多角形ワイプなどがある
様々なワイプがあるがこちらもコメディタッチの演出に使われることが多い
Passing(パッシング)
シーン切り替え時に建物だったり人だったり車だったりのオブジェクトが通ったあとに切り替わるトランジション
マスクトランジションとも呼ばれる
Whip Pan(ウィップ•パン)
カメラを左右に素早くパンさせて画面をボカしながらシーンを切り替えるトランジション
同シーン間の切り替えとしてよく使われるが、前のシーンの勢いを維持して次のシーンに持っていきたい場合などのシーンの移行にも使われる
Smash Cut(スマッシュカット)
ビジュアルとオーディオの両方を利用してあるシーンから別のシーンへと突然カットされるトランジション
通常、視聴者に衝撃を与えたり、コメディ効果を与えたりするのに使われる
J-Cut / L-Cut(Jカット / Lカット)
オーディオトランジション
次のシーンの音声が前のシーンに先行して流れるJ-Cut、前のシーンの音声がそのまま次のシーンに引き継がれるL-Cutがある
J-Cutは会話シーンの他に記憶やフラッシュバックなどのシーンにも多用される
L-Cutはよくナレーション的なシーンで使われる