くらげカーテン
傘を開いて、空を
そんなのべつに邪魔にならないはずだって思う。でもそいつらはいやでも目につく。いつのまにか部屋に入ってきた
動きの鈍い小さくない虫みたいに。
https://kasasora.hatenablog.com/entry/20100729/p1
この節覚えてるな
tsuzumik.icon
相手がひとかけらも変化しなかったらそりゃあ失望するし、自分がかかわれる範囲がごく狭くてそこから出られないってわかったら破局する。相手を自分の都合の良いように変えたいとかそういう意味じゃなくって、
相手に影響を与えることができるっていうのが「親密な他者」というものの存在意義
だからだよ。
くらげ、と彼は言う。くらげ、と私は言う。そういう感じする、半透明で優雅で奇矯で九十八パーセント水分の。
くらげなんて、そんなの、くぐったらすぐ内側じゃないか、と彼は言う。勝手にくぐる人はいないよと私は言う。
くらげカーテンにはノックするためのドアがついていない
からね、入れないよ。