最近のGNU Emacs for WindowsではフツーにMS IMEを使える話
「Emacs for Windowsはパッチを当てないとMicrosoft IME(日本語入力)を使えない」というのは過去の話だよという話。
Emacs 26.1までの話
たった一行の追加でMS IMEが使えない不具合は直るが、パッチを当てるとメニューバーの File->Open File… がアレになるという副作用があったのでEmacs for WindowsでMS IMEを使えない状態が続いてたらしい。
Emacs 26.2以降の話
2018年6月、mhatta氏が「Windows 10でビルドしたEmacsで試したら副作用なかったよー」という報告をして、結局その一行が追加されてEmacs 26.2以降ではMS IMEが使えるようになった。
私の環境(Windows 10、インストーラでインストールしたEmacs 27.1)で試したところ、File->Open File…をしても副作用のような症状はみられなかった。MS IMEもフツーに使えた。
パッチ版使わなくても満足に使える?
Emacsのインプットメソッド (leim) との連携や未確定文字列のフォントの変更などの機能は依然パッチが必要。
ダイナミックモジュールでパッチ相当の機能を実現しようとする試みもある。