かたちよし
美人だということ
竹取物語で、五人の皇子が求婚をしているときに「かたちよし」という語が出てきます 世の中に多かる人をだに、すこしもかたちよしと聞きては、見まほしうする人どもなりければ、かぐや姫を見まほしうて、物も食はず思ひつつ(…)
(この五人の皇子たちは)世の中にたくさんいるような人でさえ、すこしばかり器量がよいと聞いたら、わがものにしたがる人たちだったので、かぐや姫(の評判を聞いたら)ぜひわがものとしたくて、食べるものも食べず思い続け… 昔も今も器量が大事ということなのかな 増井俊之.icon
器量というより、その噂に惹かれてくる人が多いようなissac.icon
平安の頃は(現代とは比べ物にならないほど)女の人の顔を見る機会が少なかったので、噂や伝聞に頼ることが多かったのだと思います