視覚的なトリガーが明示されないアクション
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GUIにおけるアクションには、視覚的なトリガーが明示されるアクションとそうでないものがある。
利用者が完全に特定される場合を除き(つまりほとんどの場合で)、アクションは明示された視覚的な表示がされるべきである。
もし、視覚的な明示することによりレイアウトに無理が生じてしまうような場合は、表示しようとしているデバイスや画面に対して機能設計や情報設計が適切でない。
無理なく配置できるコンポーネントがそのデバイスや画面を利用する状況や文脈で本来処理されるべき情報量だろう。
アクションを明示しないことは、ユーザーに何もしてほしくないと伝えているようなものだ。人は生まれたときから、デジタルデバイスにおけるGUIの振る舞いを理解しているわけではない。どこかで学習していく必要がある。その学習の機会が、そのUIで無いとは限らない。また、学習と応用を全ての人間が常に行えるわけではない。
明示されたアクションは情報構造的な正しさを優先してレイアウトする必要がある。情報構造的な正しさは学習と推測の容易性を提供する。しかし、構造的に正しい配置は必ずしも実際の利用の文脈における適切な配置とはなりづらい。また、特定の頻発する目的達成のためには冗長な操作となってしまうだろう。そのような状況ではショートカットを用意することになる。情報構造上の本来あるべき場所から特定の文脈のために配置を変更することは好ましくない。ショートカットのトリガーを視覚的に明示するべきかは次のような点を考慮して決定する必要がある。
アクセシビリティ的にもね