RedshiftのVRAMエラーについて
#Houdini #Redshift #tips #ROP
理由もなくRedshiftのレンダリングが止まる、もしくは常軌を逸した遅さになるときに試すべきことリスト
出力サイズの変更、AOVの削除などもあるが今回はそれ以外で。
参考
https://www.reddit.com/r/RedshiftRenderer/comments/1b5ijdc/houdini_redshift_extremely_slow_render_bug/?rdt=57498
https://help.maxon.net/r3d/maya/en-us/Content/html/Redshift+CPU+Rendering.html?TocPath=Redshift%20CPU|_____0
https://help.maxon.net/r3d/houdini/en-us/Content/html/Redshift+ROP+Node.html
1.bucket renderingへの変更
pogressive renderingはAOVもzdepth,cryptomatteはじめ多くのものが出ないし、かつクラッシュの頻度が高い。(レンダリングは速いが)特別な事情がない限り、作業時のみオンにすること。あくまでprogressiveはテスト用。
2.VRAMの管理を手動で行う
Redshiftはデフォルトで90%のVRAMを使うようになっている、加えて自動でVRAMを管理する項目があるが、これをオンにしていると、別ウィンドウでのVRAMの値が瞬間的に10%を超える場合があるのが容易に想像できる。そのときRedshiftが90%分のメモリ領域を支配しようとするとクラッシュする(正しいかは解っていないが、こういうことだと思う...)
なので常に70~90%予約しておくのがベター
3.Bucketのサイズ変更
1でbucket renderingに変更した場合のみ使える。大きなチャンクをレンダリングするときは相応のメモリが必要なので、これを細分化してあげることで、メモリの容量制限によるスローダウンが改善される場合がある。しかも体感チャンクの大きさの違いはレンダリングの最終的な時間にはあまり影響しない。(だいぶ変わる、設定を詰める余地あり)
4.textureのcache sizeを変更する
Redshift -> plugin options -> texture cache max size
できるだけ大きくするとよい。temp fileとしてcacheが作られるのでドライブの容量に注意。
そしてこれは画像テクスチャを何枚も扱っている場合にのみ効果を発揮する。
5.hybrid rendering
体感一番速くなった。(使ってなかったCPUを計算に使うので当たり前だが)
Redshift -> plugin options -> hybrid renderingの項目をオンに
6.unified sampling
samplingがautoだと、特にボリュームが多い時にすごく遅くなる
サンプル数は4の8とかで良いと思う。