プロ化するプログラマとブレイキングダウン
プログラミングのバイトをしている大学生と就活について話す機会があった
いまは多くの学生にプログラミング経験があるから、少しプログラミングができる程度だと就活やインターンでは有利にならないらしい
確かにぱっと関連しそうなことを挙げても、時代が進んでいるなという感じがする
世の中
ITの一般化
IT技術のコモディティ化
IT産業に対するイメージの改善
稼げてキラキラ
旧来のIT産業のいわゆる新3K
きつい
帰れない
給料が安い
教育
情報Iが高校で必修化
習い事でのプログラミング
こういう新しい世代の人たちの社会参加が始まるのは単純に面白そう
ただ、プログラマがプロ化していくことが心配
例えば格闘技がまさに同じ問題に直面している
総合格闘家の青木真也さんのnoteの引用
今、現在格闘技選手になるには「幼少期から格闘技競技のベースがある」か「傑出するような運動能力」を持っているかのどちらかが必須(両方兼ね備えていればさらに良し)という話を北岡悟さんがしていて、選手育成の場に触れていない僕からすると「今はそんな時代になっているのか」と驚きはあったものの、他競技を考えると成人してからオリンピック選手やプロ選手になる話は聞いたことがないので、競技として成熟した当然の結果だとも思います。
格闘技が普及しプロ化するにあたって、ハードルがどう上がっていくのか、どう向き合えばいいのか書かれていて興味深い
また、この記事に触発された白饅頭日誌にはブレイキングダウンに対する言及がある
記事ではブレイキングダウンを格闘技のプロ化に対する反動として捉えることで、格闘技がもともと持っていた役割(はみ出し者の受け皿)を再確認している
周りのプログラマを見ると、以下のような性質があるように思う
オタク
はみ出し者
好きでパソコンを触ってたらいつのまにかプログラマになっていた
権威主義的ではない
肩書や学歴をあまり気にしない
プログラマのプロ化に対して以下のような懸念がある
プロ化するにあたって上記の性質が失われるんじゃないか?
お行儀の良い人たちだけしかプログラマになれないのか?
いろんな人が交わることで面白い文化が生まれてきたんじゃないのか?