PC周りのオーディオ構成一新した
https://gyazo.com/427743f614f5012bbe161e479caa91cc
BEFORE
PCでまともに音を鳴らす用のスピーカーとしては、BOSEのCompanion 5という2.1chのスピーカーシステムを実家時代(10年くらい前)にゲットしており、特に壊れてもいなかったのでずっとそれを使っていた
これはそんなに悪いものじゃなくて、USB入力に対応しているし、デカいサブウーファーがあるので低音はバッチリだったし、というか集合住宅ではオーバースペックだったし、中高音担当の2chスピーカーの質についても別に満足していた
https://gyazo.com/8fad6adda60d0e283ecdf494304fce17
また、少し前にDJブースをデスク脇に設置して、ときどき据え置きのXDJ-RX2を使うようになったので、そのMASTER出力としてもこのCompanion 5を使っていた
具体的には、Companion 5にステレオミニプラグのAUX入力があったので、そこにXDJ-RX2のRCA出力を変換して繋いでいた
じゃあ問題点はなんだったかというと、
サブウーファーとコントロールポッドを繋ぐ端子の接触が不安定で、たまにぷちぷちノイズが出て、その度に繋ぎ直す必要があった
AUX入力を使ったときの無音ノイズが無視できないほどに大きい(「サー」って聞こえる)
というのがあり、段々と不満が溜まっていたのだった
AFTER
そんな折、XLR入力のマイクを用意したら、XDJ-RX2のMIC入力に繋いで沼スラの簡易PAができるのでは? という話があり、じゃあどうせ自分でも使うからということで勢いで自腹購入した そしてPCでもXLR入力マイクを使うために(常にXDJ-RX2を通すわけにもいかないので)オーディオインターフェイスも導入した
ついでにオーディオインターフェイスから出力する先のモニタースピーカーも一新した
(ちなみに、沼スラでは最終的に会場側のワイヤレスマイクを使うことになったので、このマイクは使わなかった)
結果、買ったモデルが以下
https://gyazo.com/8d970956c5c7e0dec2eb5650c6e345bc
https://gyazo.com/b0cdd8e8d596e46a964003e5d1a630c5
https://gyazo.com/2111d1773bf855795151d99979374b3d
各製品の雑感
Sennheiser XS-1
選んだポイント
雑に扱える上に周囲の雑音も拾いづらいらしいのでダイナミックマイクにした
元々使っていたUSB接続のコンデンサマイク(MPM-2000U)に特別不満があったわけでもないが とりあえず有名メーカーのエントリーモデルがよかろうとなった
黒一色でルックスがよかった
SennheiserにはHD 25でお世話になっているのでそのバフもあった 感想
ルックスがよい
ON/OFFスイッチがあるので咄嗟のミュートに便利っぽい
感度は控えめなので、UR22C側でGAINを3時半あたりの位置まで上げる必要はある
音質がよくなったのかは自分ではわからん
ルックスがよい
Steinberg UR22C
選んだポイント
今後配信等に持ち出すかもしれないのでミキサータイプのAG03MK2も候補だったが、そちらは音質で劣ると聞いてやめた 内蔵DSPのあるモデルがほしかった。配信するならエコーとかかけたくなるかもしれないので
せっかくなのでいい感じのDAWが付いているモデルが欲しかった
感想
ルックスがいい
XDJのMASTER出力もこちらを通してスピーカーに出力できるようになって便利
USB-Cバスパワーで問題なく動く
INが2chしかないので、マイクとXDJの出力差し替えするのは若干面倒
差し替えてからGAIN調整するのも若干面倒
Cubase AIが付いている。まだインスコしていないが
詳しく後述するが、内蔵FXとミキサー機能がしゅごい
Edifier MR4
選んだポイント
正面のルックスがよい
低価格帯でコスパがよさそうだった
Bluetooth対応のMR3も候補だったが、こちらの方が出力がやや大きいのと、オーディオインターフェイスありきでBluetooth使わないのでこちらに。悩んだらデカい方がいいだろうと思った
感想
設置してみると結構ゴツい
ルックスはそれっぽくてよい
低音の迫力はさすがにサブウーファーのあったCompanion 5には負ける感
とはいえ裏面のLOW EQノブで調整したら満足できる程度にはなった
中高音は前より若干よくなった気がする
ホワイトノイズがないではないが、気にならなくなった
結構GAINを上げないとデカい音が出ない
電源ON/OFFが長押しなのがちょっと嫌
トータル、自分的にはいい感じの環境になった気がしているので満足
音質の良し悪しはかなりプラシーボな自覚はある
UR22CのDSP・ミキサーコントロールがすごい件
ここからが本題
UR22Cはハードウェアとしては一般的なオーディオインターフェイスなので、特にミキサー的なUIはない
しかし、内部にはDSPチップが搭載されており、実はこれをPCからソフトウェアでコントロールできる
また、このモデルは2019年発売でそれなりに古くなってきているのだが、2024年に入ってからTOOLS for UR-C V3.0というアップデートがあり、これでドライバーやソフトウェアの機能がめっちゃ強化された 公式が提供するdspFxMixというソフトを使うことで、PC内の色んなアプリの音声出力をアプリの種類ごとに振り分けて音量調整したり、マイク入力に複数のエフェクトをかけたりということができるようになっている
たぶんdspFxMixのスクショを見てもらった方がイメージは伝わると思うので貼る
https://gyazo.com/db5e0c6c2448d1205459b4569d525fb6
いちばん左にInput 1, 2というのがあって、これはオーディオIFの入力に対応している
ここでボイチェン(!!)やコンプレッサーなどのFXがかけられる
単体で簡易なボイチェンとか、ボコーダー的な処理ができる。これだけでもすごい
さらに、その右にはDAW, Music, Voiceというチャンネルがあるが、これはUR22Cが提供するドライバの出力chに対応している
Macのサウンド出力選択UIを見て雰囲気を感じてほしい
https://gyazo.com/cb93ba1f0e7fca379d4656b10d630c15
出力先をUR22Cが提供するDAW, Streaming/Music, Voiceという3種類の出力chの中から選べるようになっており、各アプリでSpotifyの出力ならStreaming/Musicに、DAWの出力はDAWに、Discordの出力はVoiceに……などとアサインすることでdspMixFx側で個別に音量調整ができるようになるというわけ
最後にREV-Xのチャンネルだが、これはリバーブ・エコーをかけられるFXの機能
おそらくICチップの制限でInput 1, 2のそれぞれにFXを挿すのではなく、SEND量だけ調整して効果パラメーター自体は一括でコントロールするUIになっているのだと思われる
これらのdspFxMixでできるミキシングの機能がダイアグラムとしてマニュアルに載っており、それが下記の図
https://gyazo.com/5772b2f4230aa88e108c1616b84a1681
パッと見では理解できないと思います。自分はできなかった
しかし個別に読み解いていくと、ここまで書いてきたようなアプリごとの音量調整、FX適用済みのInputなどを全部ミックスしてOBSの配信に載せる、というようなことが柔軟にできるとわかってくる
結果、「配信で必要になりそうなこと全部できるやんけ〜」となる
ところで、先にチラッと話題に挙がったAG03MK2のハードUIをここで見てみる
https://gyazo.com/83308126823d6cf6a1dfd711eccd41eb
これみよがしにEQやREVERBのツマミとかがあるし、UR22Cより圧倒的に配信向けで便利そう見える
ところが、実はUR22CもAG03MK2に負けず劣らず
というか、何なら部分的に超えるくらいの機能があるんじゃね?
ということを言いたいがための記事でした
おわり