DJ のセトリ 作り方 (自己流)
#DJ #Traktor
身内以外もいる場所で DJ したことはほんの2回くらいしかないですが、ある程度確立されてきたのでまとめておく。
BPM 近い曲で繋いでいくのが前提なので、全然違う曲を繋いでいきたい場合は参考にならないかも。
tondol は事前によくこういうシートを作ります
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1fjcd3_98JPg3s4L0YLd1LtVspKPJONLCM_BCQzwvQbc/edit?usp=sharing
https://gyazo.com/41b77b8d3524a87e8eb76b7e0235fe2e
1. 音源の準備
曲のラインナップをなんとなく考える
(当然ながら) 流したい曲を mp3 などのフォーマットで用意しておく。wav でも OK
Traktor/rekordbox だと m4a もイケる
それ以外は怪しいので事前に変換しておく
2. セトリ検討
事前にかけたい曲の BPM を調べる
Traktor などの DJ ソフトがあるならそれで解析して調べる
BPM計測機 などを使って自分で計測する
各曲の BPM がわかったら、それをベースに曲順を考える
近い BPM の曲を固めておくと繋ぎやすい
が、作りたい流れ、固めたい曲などあると思うので柔軟にやる
各曲どのくらい流すかもある程度決めておく
だいたいセトリのプランができたら、スプレッドシートに書き出す
繋ぐまでの時間を決めて、合計を足していくとおおよそラストまでの流れができる
時間が足りなかったり余ったりするときは曲を増やしたり減らしたりして調整する
何コーラス目まで流すか、フルで流すかで時間を調整してもいい
後半に「これがやりたい」というポイントをいくつか作っておくとテンションが上がるので良い
3. USB メモリに書き出し
流したい順番で曲に 01-xxxx、02-xxxx みたいな名前を振っておくとインポート時にその順に並ぶので楽
念のため予備の曲もいくつか用意しておく
これらをひとつのフォルダに放り込んで、USB メモリにコピーする
アーティストごとにフォルダ分けるとかは、セトリが決まっているならむしろ邪魔なのでやらなくていい
他、ノウハウ
繋ぎ方
BPM が近くて、雰囲気が近い曲であればだいたいタイミングを合わせてクロスフェードすればそれなりに繋がる
向いている曲、向かない曲
歌のない間奏部分はやりやすい
歌のない部分が長い曲はやりやすい
アニソンなどのテンポが早くて間奏も短いタイプの曲は正直やりづらい
クロスフェードするときに被る音はイコライザーで切る
ボーカルが被るなら前の曲の MID を落とし、次の曲の MID を落とした状態から上げる
アニソン系は割とこれが効果的 (主観)
どっちもベースがうるさいなら前の曲の LOW を落とし、次の曲の LOW を落とした状態から上げる
どっちもハイハットがうるさいなら前の曲の HIGH を (略)
全然 BPM や雰囲気が違う曲に繋ぐときはカットインやフィルターで誤魔化す (tondol の場合)
カットイン
説明
前の曲から次の曲に、徐々に、ではなく一気に切り替えるやり方
両方の曲が混ざることがないので、全然違う曲でも変な状態にはならない
BPM やジャンルが全然違ってもそれなりに聞こえる
客が数秒間「この曲なんだ!?」という状態になるので見ていて楽しい
やり方
今音が流れている A デッキ側にクロスフェーダーを寄せておく
これで B デッキから音を流してもスピーカーに出なくなる
次に掛けたい B デッキのボリュームを上げる
B デッキの再生を開始すると同時にクロスフェーダーを一気に右に寄せる
繋いだあとに A デッキのボリュームとクロスフェーダーを戻しておかないと後ほど事故る
それ以外でもクロスフェーダーは事故の原因になりがち
フィルターで誤魔化す
説明
曲のボリュームをただ減らすよりも、DJ っぽい感じを出しながらフェードアウトできる
通常、ちゃんと繋ごうとするとイコライザーも LOW、MID、HIGH と3つあって操作が大変
その代わりにひとつのノブで前の曲のボリュームを落としていける
落としてから静かに次の曲を始めても良い
前の曲もフィルターで音を切ってある状態から徐々に上げていくとかもできる
やり方
曲を切り替えたいポイントが近づいてきたら徐々にフィルターで音を切る
フィルターはプラス側 (ハイパス) に回してもマイナス側 (ローパス) に回してもいい。お好みで
ハイパス側だとシャカシャカ系の音が最後に残る
ローパス側だとベースやキックの音が最後に残る
ある程度曲が聞こえなくなったら次の曲をかける
特徴的なイントロで始められると効果的
前の曲はこの段階でボリュームを落として止める