自分流確定申告
前提
メインは本業の給与収入
副業収入は自分で請求書を出して口座に振り込んでもらう形
インボイス対応事業者には現状なっていない
開業届と青色申告承認申請書は提出されている
ID・パスワード方式またはマイナンバーカード方式のe-Tax提出が可能になっている
このあたりは青色申告控除65万円をMAXで得るため
業務用口座を作っておらず、公私混同口座ひとつのみを使っている
マネフォMEで銀行口座とクレカを連携している
MFクラウド会計は確定申告の月だけ課金する
電子優良帳簿の要件を満たすためだが、e-Tax提出ならたぶん複式簿記ならなんでもOK
生命保険料を払っている
ふるさと納税している
仕訳
銀行口座のデータ対応
MFクラウド会計で銀行口座・クレカ連携情報を使ってやっていく
①銀行口座からの引き出しは基本「借方:事業主貸」「貸方:普通預金」
②銀行口座への副業売上の振り込みは「借方:普通預金」「貸方:売上高」
③それ以外の給与などの振り込みは「借方:普通預金」「貸方:事業主借」
これを1年分入力し、残高試算表で期初と期末の普通預金残高が通帳と一致することを確認
クレカその他のデータ対応
④クレカ連携分に経費になるものがあった場合は「借方:<適当な仕訳>」「貸方:事業主借」
紙の領収書などがあればそれも手動で同じように入力する
具体的に借方の仕訳として何入力したらいいのかはググったらいっぱい出てくる
一例としては「接待交際費」「消耗品費」「旅費交通費」「通信費」あたり
1年分の経費を入力し終えたら仕訳作業は終わり
出力として残高試算表(賃借対照表・損益計算書)を得る
仕訳実例
https://gyazo.com/59908480808b51dd3f4909aeb9687a01
No.22は給与なのでパターン③
No.23,24は売上高なのでパターン②
No.164は経費なのでパターン④
No.25は個人的な引き出しなのでパターン①
事業主貸・事業主借の考え方
(ここは作業と関係ないので飛ばして差し支えない)
事業主貸は事業人格がプライベート人格にお金を貸すもの
上記で書いた仕訳の場合、口座の引き落とし、現金の引き出しなど全部プライベート人格に貸し出した扱いとしている
事業主借は事業人格がプライベート人格からお金を借りるもの
給与などは本来プライベート人格のものなので、口座に入る段階で事業人格が借りたものとする
また、経費はプライベート人格が引き出したお金を再度プライベート人格から借りる形で処理している
本来は事業用の口座を分けるべきだが、簡易な仕訳としては特に問題ないはず……?
経費を積むことについて
(ここも作業と関係ないので飛ばして差し支えない)
副業収入があまり多くない場合、どうせ青色申告特別控除で65万円が引かれるため、
収入 - 経費が65万円を下回ったらその時点でそれ以上積んでも意味がない
決算書・確定申告書の作成
ここからは国税庁の確定申告書等作成コーナーの方が分かりやすいためそちらで作業する
作成するものは青色申告決算書(損益計算書・賃借対照表)と確定申告書Bである
損益計算書
事業所得は月ごとに売上高の仕訳を参考に入力
それ以外の経費をMFの損益計算書を元に入力
賃借対照表
MFの賃借対照表を元に入力
期初と期末で食い違いがある場合は何かが間違っているので見直して直す
確定申告書
ここまでの入力を元に事業収入や所得は自動で埋められているはず
主に控除に関する以下の情報を自分で入力する
源泉徴収された事業収入・所得
手元に支払調書を用意し、対応する項目 (入力画面下の方) を入力
源泉徴収前の金額が決算書の売上高に含まれている前提
源泉徴収分は借方を「事業主貸」や「仮払税金」として仕訳するのが正式らしい……?
給与収入・所得
手元に源泉徴収票を用意し、対応する項目を入力
医療費控除
手元に医療費のお知らせのハガキを用意し、入力
ただし10万円以下なら意味ない
生命保険料控除
手元に生命保険料控除証明書のハガキを用意し、入力
寄付金控除
手元にふるさと納税の寄付金控除証明書を用意し、入力
楽天だとxml形式でDL → アップロードも可能
注) 令和最新版では、マイナポータルの連携で支払調書以外はぜんぶ自動入力可能になった
提出
ひと通り入力が済んだらそのまま進め、e-Tax提出する
コロナ禍理由での遅延などある場合は忘れず特記事項記載する
確定申告書等作成コーナーで作成したデータは必ず保存し、クラウドストレージなどにバックアップも取っておく