熟達論
他者といる時、私たちの注意は他者に向かう。誰かと一緒にいるということは、そこに注意が向かうということだ。人間の意識は、外に向かっている間は内側には向かない。寂しさはなくなるかもしれないが、自分と向き合うことはできない。自分を知るためには、他者との関わりを断つ時間が必要だ。自分自身を理解し、自分の見方の癖に気がつくには自分の内側に目を向ける必要がある。とても行動的で社交的なのに、自分のことを驚くほどわかっていない人がいる。それは外的世界を理解することと、自分の内側を理解することが根本的に違うからだ。