効果的利他主義とある目の前の人のヒーロー
僕は片方では効果的利他主義的な考え方をしていて、いかに効率的により多くの人の役に立つのか、みたいなことをよく考える。業務をしているときは、このマインドセットで物事を考えることが多い。
一方で、僕はたまたまの縁みたいなものも大切にしている。僕が訪問する場所の多くは、観光客がまず行かない場所なので、日本で生まれ育った僕が、彼女・彼らと知り合う確率そのものが奇跡的な低さなわけで、その人に何か自分が意味ある貢献をできるのであれば、躊躇なく実行する。
そうやって縁ができると、その国を訪問する度にまた会うことになる。もう他人ではなくて、遠くにいる親族みたいなものになる。そういう人たちがいろんな国にいることというのは、よい人生なんじゃないかと僕は思っている。
かくあるべしだと思った。
いくら効果的利他主義を唱えたところで、そして微力ながらも実践したところで、世界中の人たちに対して大きなインパクトをもたらすことは難しい。その上で、たまたま何か知り合った、何か人生において交差した人たちに対して、ヒーローとは言わないまでも、何か意味のあることができることもあるのではないか。
人生において関わる人は、どんなに多くても数千、数万人の単位であって、地球全体の人口からしたらもちろんごく少数の割合なのだけど、この偶々交差した人たちのことは大切にしていきたいと思うのであります。