新型肺炎サイコムフォーラム
新型コロナウイルス感染拡大を受け、科学コミュニケーション研究会の有志が結成した「新型肺炎サイコムフォーラム」で活動しています。(2020年3月〜)
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私たちは、新型コロナウィルス肺炎(COVID-19)をめぐる社会に有用な情報を届けると同時に、クライシスコミュニケーション、リスクコミュニケーション、科学コミュニケーションに関する実践支援、情報収集、意見交換、理論構築などのためのフォーラムの形成を目指しています。科学技術社会論、科学技術政策、社会学、心理学、社会心理学、デザイン、医療分野の研究者、ジャーナリストや医療・科学コミュニケーターなどが参加をしています。
特に以下の2点を活動の軸にしています。
1)メンバーや関係者による独自コラムの紹介、日本科学技術ジャーナリスト会議のnoteの公開をSNSで支援し、独自のSNS活動(TwitterとFacebook)も行うことで、社会に有用な情報を届けるプラットフォームとして活動をしています。
2)一方でこのように外に発出をするコンテンツだけではなく、内部での議論をもって、個々のメンバーの思考や議論が深まることを最大の成果として考えています。参加の形態、利用の仕方は個々の参加者の判断に任せられています。
現在は特にクライシスコミュニケーションと呼ばれるトップダウンの判断が必要な時期です。また同時に、より長期に必要となるリスクコミュニケーションに移行をしていく中で、政治の線引きが思わぬ形で人々を傷つける可能性に留意しつつ、科学と社会の問題を考えていきます。
特に科学の不定性に目を向けてきた人文・社会科学の視点から、科学の限界への注意を促すことも本グループの重要な役割の一つだと考えています。予防原則的な対応を基本としながらも、そのことが社会的な差別や分断を呼び込まないようにしていくにはどうすれば良いのか、この災禍をどう乗り越えていくことができるか議論をし、論点を整理していき、政策にも提言をしていきます。
※ SNSは複数のメンバーによって運用しています。投稿やRTは、個々が有用と考えるものをピックアップしています。本グループの全体の意見を反映したものではありませんのでご了承ください。
※日本科学技術ジャーナリスト会議(JASTJ)との協働体制をとり、SNSで記事を紹介させていただいております。