human <in/on/out-of> the loop
AI利用に際する人間の関わり方の違いを示す概念.主にHCAIにおいて議論されている.
Human-in-the-loop(HITL):人間は,AIの行動に承認を与える
人間がAIの判断プロセスに直接関与し、最終判断を下す。
例:医師がAIの診断結果を確認して最終判断。ChatGPTやCopilotの生成コードを人間が確認してプログラムに組み込む。
Human-on-the-loop(HOTL):人間は,AIの行動に介入する
AIが自律的に動作し、人間は監視役として必要時に介入。
例:自動運転中にドライバーが異常時に操作を引き継ぐ。人間の監視下でClaude Codeを動かし、適宜介入する。
Human-out-of-the-loop(HOOTL):人間は,AIの行動結果を享受する
AIが完全自律で動作し、人間は一切関与しない。
例:完全自動化された兵器や工場の生産ライン。Devinに開発タスクを依頼して、結果を人間が確認する。
参考:人間中心的な人工知能(HCAI) (1) – U-Site
考察
開発AIエージェントとの関連(2025/7/10)
HITL的なツール:人間が承認を出さなければ動作は進行しない
LLM出力のコピペ
GitHub Copilotのtab補完
Cursor(manual mode)
Roo Code(自動承認なし)
Claude Code(自動承認なし)
HOTL的なツール:自律動作するが,介入もしやすい
Cursor(Agent mode)
Roo Code(一部自動承認):AIの動作を逐次監視しながらの運用
Claude Code(自動承認あり,VS Code使用)
HOTLとHOOTLの中間的なツール:介入可能だが,常時監視&即時介入は困難
Roo Code(自動承認,監視無し):例)Cline(Roo Code)を暴走列車にしたら4日間で数ヶ月分のコードが生成できた
Claude Code(自動承認あり,Terminal使用)
HOOTL的なツール:基本的には介入しないようなデザイン
Devin
Manus
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