Sigmoid関数の数式のイメージ
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exp(x) は右に行くほど急激に増える指数関数です。
左に行くほど 0 に近づき、右では一気に大きくなります。
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step1 を 左右反転(x を −x に置き換えた、つまりx軸の上下を反転)した形です。
今度は左で大きく、右で 0 に近づきます。
以後の処理で「左は大、右は小」という関係をうまく利用します。
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ここでは「左右の極限をどうしたいか」を考えます。
step 4で行う処理を先に考えると、左側を∞、右側を1に漸近させると都合が良いです。
そこで左側が∞に、右が 0 に近づく関数であるexp(-x) に 1 を足します。
これにより、左側が∞(=∞+1)に、右が 1(=0+1) に近づく関数となります。
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step 3の逆数をとります。
左側は∞に収束したので、sigmoidの左側は1/∞となり0に漸近します。
右側は1に収束したので、sigmoidの右側は1/1となり1に漸近します。
S字の中心であるx=0 では exp(0)=1 なので 1/(1+1)=0.5となります。
ここを中心に、傾きが最も大きいスムーズな切り替わりが生まれることでS字を描きます。