Phase conjugation with spatially incoherent light in complex media
非侵襲的な波面整形の実現に向けて，散乱媒質の背後に配置した多数の蛍光ガイドスター（互いに非干渉な光源）から透過行列を測定し，ガイドスター位置に集光する位相共役光を生成する手法を提案
実験手順
1. 透過行列の測定
ガイドスターの蛍光が散乱体を通り，空間光変調器で変調されて，レンズでフーリエ変換されてカメラで測定される光学系を構築する．
測定光学系において，複数の空間光変調パターンを用いて撮像を行い，その結果から透過行列を作成する．
2. 位相共役分布の生成・集光
散乱体を逆向きに伝搬して蛍光ガイドスターの位置に集光する位相共役光を透過行列から求める．
位相共役光をレーザー（可干渉）と空間光変調器で生成して散乱体に照射すると，その光波はガイドスターの位置に集光する．
Cite
Baek, Y., de Aguiar, H.B. & Gigan, S. Phase conjugation with spatially incoherent light in complex media. Nat. Photon. 17, 1114–1119 (2023). https://doi.org/10.1038/s41566-023-01254-5
リンク
arXiv: https://arxiv.org/abs/2301.13140
Nature Photonics: https://www.nature.com/articles/s41566-023-01254-5
タグ
#論文
2024/7/7 01:42
original: /tomiokario-close/Phase conjugation with spatially incoherent light in complex media