Codexの権限・セキュリティ設定
Codexでは、AIが意図せぬ行動をとる可能性を考慮して、実行環境側でできることを制限する設計がなされている。
中心になるのは、(1)作業場所を区切る sandbox、(2)危ない操作の前に確認する approval、(3)コマンドごとに許可・確認・禁止を決める rules、そして(4)外部ツールごとの権限管理である。
このようにCodexは、AIの提案を作業範囲・確認・ルール・外部ツールの権限制御によって制限しながら実行する。
(1) sandbox
Codexが作業できる場所を区切る仕組みである。
作業対象のフォルダは自由な操作を許可する一方で、それ以外の場所は原則として触らせないか、操作前に確認を求める。
これにより、関係ないファイルや秘密情報に誤って触れるリスクを下げる。
(2) approval
危ない操作の前に確認を求める仕組みである。
たとえば、作業フォルダ外の変更、ネットワークアクセス、大きな削除、外部サービスへの送信などは、自動で進めずに一度止める対象になる。
これにより、普段の編集やテストは進めつつ、境界を越える操作だけ確認する。
(3) rules
rulesは、コマンドごとに許可・確認・禁止を決める仕組みである。
たとえば、テスト実行は許可し、git push は確認を求め、rm -rf のような危険な削除は禁じる、といった使い方をする。
これは、AIに注意させるだけでなく、Codexの実行側で操作を制御するための仕組みである。
(4) 外部ツール
ネットワークアクセス
ファイルを読むことと、読んだ情報を外に送ることは別のリスクである。
そのため、Codexではネットワークアクセスも分けて考える。
外部と通信する操作はファイル操作と別のリスクとして扱い、確認を求めるか、そもそも許可しない方が安全である。
MCP/プラグイン
Codex本体の作業範囲を制限していても、外部ツールがDB、クラウド、メール、チケット管理などに広い権限を持っていると、そこが抜け道になる。
そのため、ツールごとに「何を読めるか」「何を変更できるか」「どの操作で確認を求めるか」を決める。
たとえば、メール送信は必ず確認し、チケット閲覧は許可し、チケット更新は確認を求め、本番環境の変更は禁止する、といった形で権限を絞る。
ーーーー
旧版:Codex CLI の承認と実行制御