第六世代型戦闘機(TK-140~TK-151)
先行試作機で得られた実験データを元に、空力バランスの修正、制御ロジックの実装などを新たに行った機体群。
先行試作機からのフィードバック内容
(1)機体空気抵抗値は0近辺の正の値になるよう調整
空気抵抗を負に調整すると不意の空中分解が多発するため機体の信頼性が低下する。よって、調整はぎりぎり正にとどめたほうがよい。
(2)空力安定については「100%再生でバレン輪くぐりを往復可能」程度に調整
ローカルでは飛行できてもマルチに持ち出すとラグの影響で操縦できない試作機が多くあったため、これらから得た実戦でのラグの影響のデータから「100%再生バレン輪くぐり」をある種の指標とすることにした。
(3)ガンギマリモードの再実装・高速離脱モードの実装
TK-127以降封印していたガンギマリモードを再実装した。
もともと「通常モードでの旋回性能が不十分で、実戦では結局ガンギマリモード押しっぱなしになる」ということが原因でオミットした機能なので、過剰な旋回性能を実装可能となった現在で再実装するのは当然ともいえる。
また、対ガンギマリ格闘戦勢(ふてさん、卵の鶏さん、タイヤさんetc...)対策として高速離脱モードを実装。格闘戦で押し負けそうになった際に一時的にエンジンの速度リミッターを外して高速で離脱する機能を搭載した。
(4)被弾面積の低減
機体サイズを小型化し、被弾面積を低減すればかなり生存性が上がるため、ボックス幅の半分程度の機体幅を目指した。
機体一覧
(1)TK-140
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最初に作られた第六世代戦闘機。
エンジン後方の水平尾翼、垂直に取り付けられたラダーなど、旧型機の面影を強く残す。
実験機によって得られたデータからマルチ環境での操作性を重視した設計となっており、旋回性能が低い代わりに良好な操作性能を持つ。後継機の登場により実戦環境で飛行した回数は少ないが、空力設計など今後の機体に引き継がれる要素は多い。
(2)TK-141
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特異なX字の主翼を持つ機体。四枚の動翼による機体の運動特性を調べるために作られた。
ピッチ・ロール方向には良好な運動性を示すが、ヨーは今一つであり、後付けでラダーが設置されている。
多量の空力パーツによって安定した飛行が可能であり、良好な操作性を持つ。
後のX字尾翼搭載機にこの4動翼による制御が引き継がれる。
また、対格闘戦機向けに一撃離脱機能を搭載しており、一時的に運動性能を低下させる代わりにエンジン限界ギリギリの音速飛行が可能となる。
(3)TK-142
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機体後方に配置したX字尾翼により、ロール、ピッチ、ヨー全ての姿勢制御を行う機体。
造形と高い旋回性能の両立が可能であり、それでいて通常の水平・垂直尾翼搭載機と同程度のステアリングヒンジ使用数であることから機体重量を比較的軽く抑えられている。
また、本機よりTK-127以降封印していた格闘戦モード(いわゆるガンギマリモード)を再度実装し、
・急激な旋回が可能な格闘戦モード
・高い操作性を持つ巡航モード
・高速での離脱を主軸に置いた一撃離脱モード
の3種のモードを使い分けられるようになっている。
(4)TK-143
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TK-142をベースに機体を不安定化、格闘戦よりに設計した前進翼機。
尾翼はTK-142と逆向きの菱形配置となっている。
操作性は比較的低くラグい環境では操作が難しいが、格闘戦は得意であるためガンギマリ機が敵機にいる場合には役に立つため多く実戦に投入された。
なお、その後の64bit化アプデにおけるデカップラー砲の仮設搭載実験の搭載機に選ばれるなどした。
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(5)TK-144
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菱形翼機。ウィングパネルのみを主翼の構造材としている。
TK-142で採用したX字尾翼に取り付け角を可変とする構造を取り込んでおり、これにより飛行中に一時的に空力安定を崩壊、
急激に旋回することが可能である。
後に格闘戦向けの改修を受け、クランクト・カイト翼となっている。
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(6)TK-145
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後退翼を採用し、エルロンを尾翼に近づけることで弱点を機体後方に集中し、エンジン近辺をぶち抜かない限り死なない程度には生存性を向上した。
またTK-144と同型の可変X字尾翼を搭載しており、瞬間的に空力安定を崩壊させた機動ができる。
しかしながら翼幅の狭さによるロール安定性の低さ、可変X字尾翼による極端な機動の扱いづらさなどによる操作性の低さなどが原因で実戦投入回数は少ない。
(7)TK-146
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第六世代機において最も高い運動性能を持つ機体。
可変取り付け角X字尾翼に加え主翼端に可変機構が設けてあり、
・格闘戦モード:菱形翼
・巡航モード:前進翼
・一撃離脱モード:後退翼
といったように翼形状が変化する。
さらに度重なる空力調整により、可変翼操作によって空力安定が崩壊した状態でもある程度の操作ができるようになっており、
「超音速飛行からのヨー砲口180度旋回、からのバック飛行しながら射撃」といったトンデモ機動も可能である。
おそらく第六世代機にて最も実戦投入された機体であり、第七世代機の開発が始まって以降もなお改修が続けられ飛行している。
一方で可変翼機構がもたらす重量増大は無視できず、また可変翼に頼った制御の困難な急旋回軌道の改善を目指した結果、これが第七世代機の開発につながった。
(8)TK-147
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第六世代機としては珍しい一撃離脱寄りの機体。
エンジンには普段使っている二重反転エンジンを改造した錘式エンジンを搭載し、高速域で高い速度性能を持つ。
一方錘式エンジンゆえの減速性能の低さ、軽量化による機体剛性の不足により旋回半径は大きくなっている。
(9)TK-148
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定期的に作られる運動性を限界まで高めた実験機。ま た お 前 か 。
三次元推力偏向を搭載しており、そこにX字翼や第六世代機特有の軽量フレームが合わさった結果、操縦性の限界ギリギリを攻めた機体となった。一方推力偏向機特有のエンジン剛性の低さによる推力ブレにより常時ふらつくような挙動がみられ、空戦では三次元推力偏向機同士の戦いに参戦するとかでなければほとんど出番がない。
(10)TK-149
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TK-148までの第六世代機は被弾面積低減のため主翼面積が小さく、拡張性が低かった。
が、Migボールなどの空中要塞が頻繁に空戦にみられるようになったため、これらを撃墜する目的で火矢ボウガンを特殊兵装として主翼下に懸架可能な大型機の開発が求められた。
本機はその需要は満たしたものの、運動性能は微妙であり、また火矢の着火率の低さから対要塞攻撃能力も低いという非常に中途半端な機体となってしまった。
(11)TK-150
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現実の戦闘機のように機体上面のみに垂直尾翼を配置した機体で空戦ができるかという実験機。
空力バランスを無理やり調整し、空戦が可能な程度の操作性に仕上げることができたが、その微妙な調整ゆえに拡張性が低く、造形面以外のメリットが存在しなかったためお蔵入り。
(12)TK-152
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TK-148での失敗をもとに、推力偏向軸を一軸とし、推力のブレを最小限としたもの。ヨー軸型とピッチ軸型の2パターンがあり、ともに実戦投入されたがやはり機体の姿勢を制御するのが困難であり、お蔵入りとなった。