第七世代型戦闘機(TK-152~TK-156)
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第六世代機は高い操作性により空戦で活躍した。
しかしながら拡張性に問題があり、さらに運動性については格闘戦特化型の機体と会敵した場合逃げるしかないのが実際であった。
第七世代機ではこれらの問題を解決するため、以下の項目を設計指針として取り入れた。
・空力操舵のみで高い旋回性能を持たせ、そのまま高い操作性を維持
第六世代機を超える運動性能を持たせ、格闘戦特化機体と正面から渡り合えるようにすることを目標とした。なお、可変翼、推力偏向機構などは操舵の癖が強く、搭載時の重量増加も大きいため空力操舵のみでこれを達成するものとする。
・火矢ボウガン、無誘導ミサイルなどの特殊兵装を搭載
第六世代機の主兵装であるAP(Bullet001)のみではMigボールをはじめとした空中要塞に対して一切手出しできない状態となる。これを改善するため火矢ボウガンや無誘導ミサイルを搭載し、戦術の幅を広げられるような拡張性を持たせるものとした。
・制空戦闘、各種攻撃、編隊飛行などが可能なマルチロール機化
上記のような先述の幅を広げる意味合いに加え、最近では大量の機体を設計し使い分ける運用からある機体一機の派生形を多く作る運用に移行しつつあるため、一機に多くの機能を詰め込めるマルチロール化が求められている。
・第六世代機と比較した際の機体強度の増強
第六世代機では運動性能と引き換えに機体補強用ブレースの本数を減らしており、これによりAP数発で撃墜される。よってフレーム構造を見直し、フレーム重量を軽く保ったまま強度を増強するものとした。
これらの目標を達成するために第七世代機では以下のような機構を導入している。
・大推力新型エンジン
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第七世代機には第五世代機以降変更されてこなかったエンジンを改修し、四重丸鋸とした新型大推力エンジンを搭載する。
これにより、エンジンをよりギリギリの出力に調整可能であり、機体設計の幅が広がるとともに推力の増大分機体重量が増えても問題なく加速できるようになっている。(またエンジン自体も軽量化されている)
・左右独立駆動型カナード
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第六世代機では機首を貫通する形でカナードを配置していたが、これを再び左右に分割。これによって機首から機尾まで丸太の頭接続のみを用いて構成することができるとともに、カナードを左右逆向きに使うことでロール動作が可能となる。また、機首付近にギミックを取り付けやすくなっている。
(1)TK-152
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後退矩形翼をもつ機体。大推力エンジンの実験機という側面を持つ。
主翼上に動翼が無く、尾翼とカナードのみで旋回を行うが、それでも高い旋回性能があるため十分格闘戦が可能。
また、大型の主翼は特殊兵装の懸架が容易であり、火矢ボウガン8門を搭載したB型、ミサイル2発を搭載したC型などのバリエーションがある。なお、火矢ボウガンは基部ごと燃焼させることで着火率を100%とし、使い捨てではあるが尋常ならざる量の弾幕を張ることが可能となっている。さらに、ミサイルは緊急時はパージし、離脱することができるため機体の運動性能を活かせぬまま撃墜されるといったことをできるだけ避けられるようになっている。
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欠点として、初の四重丸鋸エンジンの搭載機であるため、機体の運動によってはエンジンが自壊する可能性があり、これを動翼の調整で防ごうとTK-153が設計されることとなった。
(2)TK-153
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大型カナード、前進翼を持つ格闘戦特化機体。例によって主翼に動翼は無く、また機体の前後に配置された大量の空力パーツによって運動性と操作性の双方を高度に両立した機体となっている。
さらに動翼の動作角、主翼上反角などの調整によって機体特性をかなり広い幅で調整することが可能であり、多くの派生型が作られた。
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・TK-153-SniperCustom(Tenchoさんカラー):狙撃特化型
・TK-154-LightCustom(Ninaさんカラー):軽量格闘型
・TK-154-MissileCustom(松松さんカラー):重装型
・TK-155-LimitBrakeCustom(ふてさんカラー):リミッター解除型
(3)TK-154
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タンデムカナードにより、機首の引き起こし速度を大幅に向上し、ふてさんのDeljin-kai6に匹敵するピッチ方向旋回性能を獲得した機体。また、その運動性によって自壊しないように大量のロジックゲートを用いて動翼を電子制御し、高速域では最小限の機首上げにとどめている。
極めて高い運動性能を獲得した半面、無理やり空力パーツを増設したためやや不格好であり、また電子制御をもってしても動翼操作を誤ると機体が空中分解する。さらに操作性も犠牲となっており、実戦での挙動は暴れ馬そのものであった。
(4)TK-155
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機体を小型化、機体後部の補助動翼、X字に配置された主翼などにより運動性能を向上した異形の戦闘機。
ピッチ方向には極めて高い運動性を誇り、ヨー方向についても他機体ほどではないがそこそこ曲がる。
しかしながら、X字主翼にかかる旋回時の負荷は大きく、高速域で旋回すれば自壊するほか、少しの被弾でバラバラになる紙耐久機体となってしまった。
(5)TK-156
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機体をさらに小型軽量化し、単純な単ラダーカナードデルタ翼機としたもの。
軽量機体に大出力エンジンというコンセプトゆえに運動性能は極めて高く、小回りもきく。
ただし、軽すぎて急旋回時に扱いづらかったり、軽量化故の剛性の低さによる生存性の低さなどいくつかの問題を抱えている。
シン・リミテッド空戦レギュの登場により現状最後のプロペラ空戦機となっている。