リーダシップとマネジメントの違いとは?
マネジメント
最終的な結果(ボトムライン)にフォーカスし、目標を達成するための手段は何か?を考える
成功の梯子を効率的にうまく登れるようにすることがマネジメント
リーダーシップ
目標(トップライン)にフォーカスし、何を達成したいのか?を考える
梯子が正しい壁にかかっているかどうかを判断することがリーダーシップ
企業全体が事業環境全体を注視せず、正しい方向に進んでいくための創造的なリーダーシップを発揮しなかったなら、マネジメントがいかに優れていても、失敗は避けられない。効率的なマネジメントは揃っているけれども効果的なリーダーシップのない状態は、ある人の言葉を借りれば「沈みゆくタイタニック号の甲板に椅子をきちんと並べるようなもの」である。マネジメントが完璧でもリーダーシップの欠如を補うことはできない。ところが、私たちはしばしばマネジメントのパラダイムにとらわれてしまうため、リーダーシップを発揮するのが難しくなってしまうのだ
あまりにも多くの親が、マネジメントのパラダイムにとらわれている。方向性や目的、家族の想いより、能率・効率やルールにとらわれている。個人の生活ではよりリーダーシップが不足している。自分自身の価値観を明確にする前に、能率よく自己管理や目標達成に取り組んでしまうのだ。
マネジメントとリーダーシップはまるで違うことを思い出してほしい。リーダーシップは基本的には右脳の精力的な活動である。技術というより芸術であり、哲学を土台としたものである。あなたが自分の人生でリーダーシップを発揮するには、自分の人生はどうあるべきか、自分自身に向かって究極の問いかけをしなければならない。その問いかけを真正面からとらえ、真剣に考え、答えを見出したなら、次は、その答えにふさわしい生き方ができるように、自分自身を効果的にマネジメントすることが必要なのだ。
マネジメント能力次第で第二の創造の質、現実に生み出されるものの質が決まる。上手くマネジメントできなければ、第二の創造そのものができなくなることもある。マネジメントとは、左脳にある効果的な自己管理の側面を使い、作業を細かい部分に分け、分析し、順序立て、具体的に応用し、時系列で物事を取り扱っていく。私自身の効果性を最大化するために右脳でリーダーシップ、左脳でマネジメントと考えている。
効果的なマネジメントとは、最優先事項を優先することである。リーダーシップの仕事は「優先すべきこと」は何かを決めることであり、マネジメントは、その大切にすべきことを日々の生活の中で優先して行えるようにすることだ。自分を律して実行することがマネジメントである。