教育学部の概要ページ
「彼を知り、己を知れば百戦危うからず」推薦入試においても、志望学部に詳しくなり、自分が学びたいことと結びつけることが非常に重要となります。
ここでは東京大学教育学部がどのような学部なのか、推薦入試ではどのような形態を取っているのかの概要情報をまとめています。また、重視しているポイントや傾向を過去の受験者の面接資料などもあわせて解説しています。
教育学部ってどんな学部?
https://www.youtube.com/watch?v=Fw5Jtwg6xn8
”教育学部は、人が学び成長し発達する活動を促進する営みについて研究し、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校、大学、社会教育機関等が社会や文化の発展にはたす役割や、人々の幸福とよりよい社会を実現する教育のあり方を様々な角度から探究しています。”
(東京大学ホームページより)
教育のあり方を学ぶといっても、教育学部出身の人がみな学校や公的機関に就職するのかと言うと、そうではないようです。
”教育学部の卒業生たちは、大学院に進学し研究者になる者、学校の教育現場で教師になる者、新聞社やテレビ局や出版社に就職して教育に関するジャーナリストや編集者になる者、一般企業に就職して社内教育や人事を担う者、教育行政において教育政策の立案に携わる者など、多様な進路を歩んでいます。”(東京大学ホームページより)
東大教育学部が求める学生像
東京大学教育学部は、推薦入学者に求めることとして、以下のことを挙げています。
自ら設定した課題を探求する卓越した資質・能力を有する学生。
なぜ教育学部を志望するのかについて明確な考えを持っている学生。
また、推薦要件として、
カリキュラム履修に必要な教科の基礎学力があること
探求学習の卓越した実績・能力を論文・作品・発表等で示すことができること
としています。
「その探求学習は教育分野には限定しない」とあるので、ご自身の探求が、教育学部に入る動機としてふさわしければ、研究分野は問わないようです。
カリキュラム
他学部と同様、前期課程は幅広く教養科目を学びます。三年次より、教育学部は、総合教育科学専攻のもとに3専修が置かれ,さらに基礎教育学コース、比較教育社会学コース、教育実践・政策学コース、教育心理学コース、身体教育学コースの5コースに分かれて編成されています。
⇓各コースの具体的な研究内容はこちらをご覧ください⇓
しかしながら、ホームページにはこのようにも書かれています。
"本学部では、いくつかの学科・コースに一応分かれて、その追求の切り口にしているのですが、それらはあくまで「切り口」にすぎません。少しでも深く追求していきますと、それらはすべて網目のように互いに関連し合っていることがわかるはずです。したがって本学部では他コースの授業科目をかなり自由にとれるようにしてあります。"
一次試験
書類審査
「入学志願票」、「志願理由書」、「学校長からの推薦書」、「調査書」のほか、推薦要件に該当することを示す客観的根拠となる以下の資料の提出が求められます。
(1)在学中に作成した論文、作品、発表の内容を示す資料等で志願者の卓越した探究能力を示すもの。
(2)上記に関して、国際的若しくは全国的なコンクールやコンテストでの受賞歴、あるいは学会の高校生セッシ ョン等での発表経験などがある場合、それを証明する資料。
志望理由書
東京大学教育学部を志望する理由
高等学校在学中の活動成果
大学卒業後の自身の将来像
についての記述が求められています。
二次試験
例年倍率は低いが、定員が少ないために情報がほぼ出回らないため対策が難しい。ただ、他学部の傾向と教育学部のホームページの記載を踏まえると、提出した書類、探究実績を発表と面接で証明し、説得力を持たせることが求められると考えられる。
面接(個別)
ホームページ上の質疑応答内容についての記載は以下二点です。
自ら設定した課題を探求する卓越した資質・能力
教育学部を志望する理由
自身が提出した書類の隅々まで、一言一句丁寧にチェックし、どこを突かれてもいいように準備しましょう。
発表(2015年度は教授・受験者各6名合同)
原則として、出願時に提出した資料の内容について行います。
掲示物としてポスター1枚(AO版)の持ち込みが認められています。
発表後ほかの参加者も含めた質疑応答があります。
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