2024年 機械システムゼミナール案内
機械システム工学科・機械創成領域・菅原宏治
3年後期MSEゼミナールは、3年次修了が確実な学生に対して、4年次の特別研究を円滑に始められるように、準備するための演習授業として用意されています。菅原は、以下の点に配慮しています。
「使う人 = user」から「作る人 = maker 」になる
「作る」の感覚を得る・取り戻す
「新しい知識と視点」を持つ
本学部「システムデザイン学部」は、他の多くの大学では「工学部」と呼ばれる組織に相当します。
世の中に存在する課題を、科学の力を助けにして解決する営みが「工学」です。
「工学」の根底は、新しいことを生み出すことです。
「工学」を目指して本学部に入学した皆さんですが、専門科目や実験科目を日々忙しく取り組んでいく中で、「受け身」=「使う人」になっていませんか? 3年後期という好機に、自分から何かを作る時間を設けて、「行動する人」=「作る人」の感覚をつかんで欲しいと考えています。
もう一つ、新しい知識を学ぶ習慣と態度を構築して欲しいです。
本学科の基幹科目である「4力学」とは、発想が全く異なる「電磁気学」「量子力学」が基本となる考え方です。これらを体験することで、複眼的な知識と視点を得る手助けをしたいと考えています。
この観点から、今学期のゼミナールでは、以下の内容を考えています
システムに関する認識
機能材料技術の基本事項に関する学習
何かを作る
プログラミング
その他、学生との相談で、何かに取り組んで欲しいです