授業動画をZoomでオンデマンド配信する方法
本ページの作成日:2022/3/1
本ページの最終更新日:2022/3/1
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ここでは、Zoomのレコーディング機能を活用して授業動画をオンデマンド配信する方法を説明します。大まかにいうと、以下の三つの手順で簡単に配信できます。
1. あらかじめZoomの「設定」を行う。
2. Zoomのレコーディング機能で、授業の模様をクラウドにレコーディングする。
3. レコーディングした授業動画のURLを、kibacoのお知らせ機能等を活用して学生に知らせる。
説明の前に、2点注意事項があります。
1. クラウドの容量は大学全体で1,200GBです。長期間クラウドに保存すると容量を圧迫しますので、役割の終わった動画は速やかにクラウドから削除してください。
2.クラウドにレコーディングした動画は14日で自動的に削除されます。
それでは、説明に入ります。
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1.あらかじめZoomの「設定」の設定を行う。
(1)授業の模様をクラウドにレコーディングする際に推奨される設定について説明します。
まず、(アプリからではなく)ブラウザからZoomにサインインし、サインイン後の画面左部に表示される項目から「設定」-「記録」を選択してください。
https://scrapbox.io/files/601cb61a329681001c95bee0.png
(2)次に、レコーディングをするのに必要な「記録」の中の各種設定について説明します。
「ローカル記録」・・・無効にしてください。
ただし、自分のパソコンにもレコーディングをする場合は有効にしてください。
https://scrapbox.io/files/6209b666dc7ab4001e063745.JPG
「クラウド記録」・・・有効にしてください。
この設定を無効にするとクラウドにレコーディングができません。必ず有効にしてください。
https://scrapbox.io/files/602235dc3ad89900211f967f.jpg
「クラウド記録の共有を認める」・・・有効にしてください。
この設定を有効にすることにより、授業動画を配信する際のURLが作成されます。必ず有効にしてください。
https://scrapbox.io/files/602236831f4fe5001d036312.jpg
「自動記録」・・・有効にしてください。
この設定を有効にすると、Zoom開始後、自動的にレコーディングが開始されるので、録画のし忘れを防げます。また、以下の設定であることを確認してください。
https://gyazo.com/74472deb4f8248636de6c5fbe7fdee86
「共有されているクラウドレコーディングにアクセスするにはパスコードが求められます」・・・有効にしてください。
この設定を有効にすると、学生が授業動画を見る際にパスコードが必要になります。
https://scrapbox.io/files/602237a6e718c900363fdaa4.jpg
(3)最後に「クラウド記録」の設定について説明します。
授業動画の配信にあたり、学生のプライバシーに配慮する必要がある場合は、下記を参考に適宜設定をしてください。
推奨設定
クラウド記録の設定で、「録音に参加者の名前を表示」のチェックを外してください。
これにより、話者(教員+発言した学生)の名前がレコーディングされなくなります。
話者の姿を一切レコーディングしたくない場合
「共有画面でアクティブなスピーカーを録画」のチェックを外してください。
「共有画面でアクティブなスピーカー、ギャラリービュー、および共有画面をそれぞれ録画」にチェックを入れ、「アクティブなスピーカー」と「ギャラリービュー」のチェックを外してください。
上記の設定により、画面共有中は共有画面が、画面共有なしの場合は音声のみ(全画面が黒)の動画が作成されます。レコーディング画面への学生の姿の映り込みが気になる場合(学生のプライバシーを重視する場合)にお勧めの設定です。またレコーディングデータの容量は、かなり小さくなります。
以下は、「話者の姿を一切レコーディングしたくない場合」の設定になります。
https://scrapbox.io/files/60223a0f2ff65e0022ea7374.jpg
2.Zoomのレコーディング機能で、授業の模様をクラウドにレコーディングする。
次に、Zoomでの授業をクラウドにレコーディングする方法について説明します。
(1)上記の設定にしていればZoomでの授業開始後に自動的にレコーディングが開始されますが、設定をしていない場合はZoom画面の下部(または上部)に表示されるツールバーの「レコーディング」をクリックすることにより、任意のタイミングでレコーディングを開始できます。「このコンピュータにレコーディング」と「クラウドにレコーディング」が表示される場合は、クラウドにレコーディングを選択してください。
https://gyazo.com/8b2d01dcd6bd1f7d79718268bba43387
(2)レコーディング中は、画面左上に「レコーディングしています」と表示されますので、確認してください。
https://gyazo.com/16fe83c51e8ba33815ef106bf2adb763
3.レコーディングした授業動画のURLを、kibacoのお知らせ機能等を活用して学生に知らせる。
次に、上記1でクラウド上にレコーディングした授業動画を共有する方法について説明します。
(1)ブラウザからZoomにログインし、「記録」をクリックしてください。これまでにレコーディングした授業が一覧となって表示されます。共有したい授業回の右側にある「共有」をクリックします。
https://scrapbox.io/files/6209dfbabdab6b001d81e377.JPG
(2)すると、以下の画面が開かれます。画面下部の「共有情報のコピー」をクリックすると、授業動画のURLやパスワード等がコピーされます。コピーしたURL等をkibacoの「お知らせ」機能や「資料」機能、またはメールで配信するなどして学生に周知してください。
https://scrapbox.io/files/6209e11ebdab6b001d81f24d.JPG
(3)動画のURLが学生を通じてシェアされると、授業動画が広く公開されることになります。動画のURLは受講学生以外へ共有しないよう周知してください。
(4)ここで、(2)で開いた「このクラウドレコーディングを共有します」の設定について説明します。
「この記録を共有する」はONにしてください。OFFにすると動画の共有が停止されます。
「パブリック」は、URLを知っている人全員がアクセス可能です。こちらを推奨します。
「認証されているユーザーしか表示できません」は、同一のアカウントに所属しているユーザーのみアクセス可能になります。
「有効期限をリンクに追加」をONにすると、録画したデータを共有する期限を設定することができます。
「視聴者はダウンロードできます」は、OFFを推奨します。学生のダウンロードを禁止しない場合はONにしてください。
「記録をオンデマンドで表示(認証が必要)」は、OFFにしてください。ONにすると録画データ視聴の際に登録を求めることができます。
「パスワードの保護」はONにしてください。
(5)役割の終わった動画は(保存が必要な場合は、自分のPCにダウンロードした後に)、共有の右隣にある「・・・」から「削除」を選択し、クラウドから削除してください。
https://scrapbox.io/files/6209e35c69a247001d20fdbf.JPG