授業事例(6/10投稿:情報リテラシー実践Ⅰ・平田徳恵先生)
本ページの作成日:2020/6/11
本ページの最終更新日:2020/6/11
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投稿日:2020/6/10
科目名:情報リテラシー実践Ⅰ
投稿者:平田徳恵先生
【実践内容】
1年生必修講義:受講人数30名+Tutor1名(5回終了時点)
1)講義前準備
講義とzoom使用時の注意点や連絡先メールアドレスをkibaco「お知らせ」+メール展開で通知(講義期間中公開)
当日の講義配布資料PDFをkibacoの講義「資料」に数日前にアップロード(kibacoへのアクセス負荷分散のため講義前に各自ダウンロードできるよう事前公開)
講義時に学生全員の反応を見渡せるようにパネル表示用大型モニター接続準備.
zoom「共同ホスト」や「投票」機能等を使用できるようあらかじめ設定.
2)講義
初回のみ「チャット」に学籍番号+氏名を書かせ、チャット機能使用方法と出席の確認.
スライド資料を「共有」し、マウスポインタ(大きめに設定)やコメントで書き込みながらの説明
メール送付演習において、Cc:にTutorのアドレスを使用
図書館利用等キャンパスの使用については、先輩学生でもあるTutorから捕捉説明
演習課題等について学生同士で教えあうことができるよう自動作成にて適宜ブレイクアウトルームを使用
Tutorと手分けしてブレイクアウトルームを巡回しながら質問対応
【実施の状況や、学生の反応、教育効果、今後の課題など】
〇実施の状況
複数デバイスでの参加の有無を確認すれば、一目で出席人数が確認でき、点呼不要
講義内でのビデオ教材視聴を共有にて試みたが、音声が聞こえにくいなど一部問題があったため、各自での視聴に切り替え、時間を指定し再集合することとした.
氏名を「表示名」にすることで、座席表が不要かつ講義中の指名や反応確認が容易
待機室からの入室を共同ホストのTutor対応とすることで、講義中もWiFi等の調子により退出再入室する学生の入室がスムーズ
「反応」を利用することで、教室対面講義と同様に挙手での確認が可能
大勢の前で発言しにくい内容はプライベートチャットで質問
WinとMacでショートカット等の相違があるため、Macユーザー者に向けての説明はチャットでTutorによる補足対応
ブレイクアウトルーム内で画面を共有(地図作成の課題など)しながらコメントで描き込むこともでき、プレゼンテーション課題として共同作業を行う場面で使えることも確認できた。
〇学生の反応
5回目から講義終了時に代替リアクションペーパーとしてチャットを使用し、意見収集の結果、ブレイクアウトルーム使用での演習はかなり好評。(聞き逃したところや分からないところを、教室講義の場合の臨席の学生に聞くように教え合うことが可能、楽しかったとの意見が多かった。)
〇教育効果や今後の課題
質問等についてチャット使用を促すとプライベートチャットで質問が寄せられる、また、ブレークアウトルーム内(顔出し・ミュート解除)で、巡回時に学生とのコミュニケーションがとりやすいため、PCスキルの差も把握しやすい。
今後Excel等の講義において学生が使用するOSやキーボード(テンキー有無)の相違などによる未知の対応が必要となる可能性あり
現時点では問題ないが、kibacoに利用統計表示機能(誰がどの時点で資料アクセスしたのか等)があると学生へのこまめな対応が可能