授業事例(5/23投稿:新入生向け自主的勉強会・西山雄二先生)
本ページの作成日:2020/5/25
本ページの最終更新日:2020/5/25
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投稿日:2020/5/23
科目名:新入生向け自主的勉強会
投稿者:西山雄二先生(人文科学研究科)
【実践内容】
新入生の求めに応じて、4月下旬、「人文社会学部・新入生向け勉強会」を全6回実施した。
私を含めて4名の教員が発表した。
学生は他学部も含めて、のべ60名ほど、一年生の1/4ほどが参加した。
プログラムは、
1)雑談会、
2)「疫病と人文知」西山雄二(フランス語圏文化論)、
3)「災厄と文学」福岡麻子(ドイツ語圏文化論)、
4)「多様な性を生きているわたしたち」杉田真衣(教育学)、
5)「先住民と環境問題」深山直子(社会人類学)、
6)「14世紀の危機:天候、ペスト、ユダヤ人」大貫俊夫(歴史学・考古学)。
現在のコロナ禍を人文知によって立体的に読み解く内容で、本学人文系の強みと連携が発揮された構成になった。
授業前に自主的な形でこうした勉強会が実施されるのは異例のことで、学生らの意欲には大変勇気づけられたし、楽しかった。
【実施の状況や、学生の反応、教育効果、今後の課題など】
授業の後、グループに分けて学生同士の交流の時間を設けた。
初回と最終回は教員と学生による雑談会をおこない、新入生らの生の声を共有した。
入学したがキャンパスに来られない彼らが、都立大での学生生活をスタートさせるよいきっかけになった。
教員側も、困難な状況でも学びたいという学生のたくましい姿には大いに勇気づけられた。