平均値の差のもつ意味
平均値の差のもつ意味
ばらつき方に比べて差が比較的大きければ、「かなり差がある」と言えそう
そうでなければ、「差がある」とは相対的に言えなそう
個々のサンプルでは大小関係が逆転するケースも多くなるので
https://gyazo.com/d61a5e4868a7240cd4b4d81fbfce64ce
図は吉田寿夫「本当にわかりやすいすごく大切なことが書いてあるごく初歩の統計の本」(1998)より引用
効果量
「実質的な差はどのくらいといえるか」を考えるために、効果量という値がよく用いられる
Cohenのd:よく用いられる効果量
差が標準偏差の何倍か、を示す
2群の平均値の差に関するCohenのdは次のとおり
標準化平均値差ともいう
$ d = \frac{\bar{y_1}-\bar{y_2}}{\sqrt{\frac{(n_1 - 1)\hat\sigma_1^2+(n_2 - 1)\hat\sigma_2^2}{n_1 + n_2 - 2}}}
2群の「平均値の差」を2群の標準偏差の平均的な値で割った値
効果量(ES: Effect Size)の大きさのイメージ
https://gyazo.com/64dd5550f069d2d8d8675448b0fb2c79
図は吉田寿夫「本当にわかりやすいすごく大切なことが書いてあるごく初歩の統計の本」(1998)より引用