Tableauでのごく基本的なビジュアライゼーション作成
Tableauでのごく基本的なビジュアライゼーション作成の操作について、練習用データを使って練習してみましょう 適切なグラフの選択と作成の練習
以下から練習用データをダウンロード
練習の内容
とある大学の3つの学部(学部A~学部C)の、2016~2024年度の志願者数(人)が入ったデータ
可視化手法にある基本グラフのうち、以下のグラフを作ってみましょう 2016~2024年度の各学部の志願者数の推移をみる折れ線グラフ 2016~2024年度の各学部の志願者数の総数と内訳の推移をみる積上げ棒グラフ Tableauではシート「志願者数(縦持ち)」を使って作成
作成手順(やってみよう)
データの読み込み
https://gyazo.com/e0efa11f4e29d7bf94112347d144d9a6
これの「ファイルへ」→「Microsoft Excel」からファイルを選ぶ
使用するデータの選択
Excelファイルを読み込むと、左側にシートが列挙されます
今回のファイルでは、シート「志願者数(縦持ち)」を読み込みましょう
「志願者数(横持ち)」ではなく、「縦持ち」のほうを読み込むことに注意!
なぜ横持ちでなく縦持ちなのかは、今後説明していきます
https://gyazo.com/bcfa51435ea5da3e9cd53390ebfd6502
画面下部に、「志願者数(縦持ち)」のデータがプレビューされていることを確認しよう
「年度」「学部」「志願者数(人)」の3列
ちなみに、列のことを「フィールド」と呼ぶ
クロス表を作ってみる
この状態で「シート1」に進むと作業画面になる
https://gyazo.com/641bc500e9c01d9601b8f7b9291c4876
読み込んだシートの列名(フィールド)が左側に列挙されていることを確認
https://gyazo.com/75b5372db7a8ff675b19f28308e68fa0
線より上に分類されているフィールドを「ディメンション」、下に分類されているフィールドを「メジャー」という
ディメンションは、集計・分析の「切り口」となる変数、メジャーは「集計対象」となる変数
数字以外が入っているフィールドには「Abc」というアイコンがつき、自動的にディメンションに分類される
数字のみのフィールドには「#」というアイコンがつき、自動的にメジャーに分類される
さきほど確認したデータのプレビューにもこのアイコンがついている。つまり読み込むときに自動的に数字かそれ以外かのようなデータ型が判定されている
https://gyazo.com/ac4bd4603d8e832e1464148df7865352
「学部」「年度」「志願者数(人)」をそれぞれダブルクリックしてみよう
https://gyazo.com/e255981308f3a775a182c8cd56c0ab49
こんなふうに、右側の作業スペースの適当な欄へ自動的にフィールドが入り、クロス表が作成される
ディメンションは「列」や「行」の欄に、メジャーは「マーク」の欄に自動的に入る
「年度」は「列」の欄にあるため、「年度」のとりうる値が列(横)方向に配置される
「学部」は「行」の欄にあるため、「学部」のとりうる値が行(縦)方向に配置される
表のそれぞれのセルには、そのセルと同じ列の「年度」、同じ行の「学部」に該当する「志願者数(人)」の値が入っている
正確には、該当するすべての「志願者数(人)」の値の合計が入っている。今回は、該当するものが1件だけなので、その値そのものが表示されている
上のメニューにあるhttps://gyazo.com/5477262edc961198af698451ab2ad63bのアイコン(行と列の交換)をクリックすると、行と列を入れ替えることもできる
https://gyazo.com/e0f0152a191ac90b4a7592002cac324b
(なお、この表は、上のExcelのシート「志願者数(横持ち)」と同じである)
画面下部のシート名を選択してF2あるいは右クリックでシート名を変更できる
できるだけ、わかりやすくこまめにシート名は変更しておこう
https://gyazo.com/c18a024baeef6f6c7804f4c60c6146fa
このシートの横のアイコンhttps://gyazo.com/b26e214258ad1f81f824ae4c55135db2で、新しいシートが作成できる
棒グラフの作成
新しいシートを作り、上と同じようにまずクロス表を作ってみる
https://gyazo.com/9aac7b830969fd94cc8b727993643ac8
ここで、右側の「表示形式」にあるhttps://gyazo.com/c6a5a73cc8876ad9a568a8427e383392をクリックすると棒グラフが作成される
https://gyazo.com/01089c1f3d26ad84eeed5164763dbc56
行と列の交換https://gyazo.com/5477262edc961198af698451ab2ad63bをクリックすると、横棒グラフと縦棒グラフを入れ替えることができる
https://gyazo.com/79c875f8d28c55fccfcc5bb0453098c8
要するに、「合計(志願者数(人))」というメジャーが「列」にあると横棒グラフ、「行」にあると縦棒グラフ
なお、「年度」「学部」のようなディメンションをマウスで動かし、「列」と「行」の欄を移動させると、それに応じて棒グラフがクロス表と同様の配置でそれぞれ作成される
https://gyazo.com/b99c0b0d5a13bd1dde26e59fc8e2f51c
特定の年度だけに絞るには
「年度」を「フィルター」の欄にマウスでドラッグアンドドロップする
https://gyazo.com/17ea01907bc1bcff929eff5286d01a97
年度でフィルターがかけられるようになる
https://gyazo.com/77c9d582ad9713cb6e527913a2a069a1
2016年度だけにしたければ「2016年度」のみにチェックを入れて「OK」すると、2016年度のデータのみになる
https://gyazo.com/f88d2278c245f6e31fd3402dd67e2fbb
ちなみに、フィルター欄にあるディメンションの上で右クリックし「フィルターの表示」を選ぶと、右側にフィルターが常時表示されるようになる
https://gyazo.com/9d77245559c2a5a03aac37754948bfd8
(右側の「表示形式」をクリックして、グラフ選択の枠を消すと、その下にフィルターが現れる)
https://gyazo.com/20f56dcbbd6ec7af04a16658023f95a2
(なお、複数年度にチェックを入れると、それらの年度の「志願者数(人)」の合計で棒グラフが作られるので注意!)
https://gyazo.com/b512aa919e7374ad0211112133b2925a
忘れずにシート名を変更しておこう
https://gyazo.com/dab63ef25288ae60d3802321db2e011b
円グラフの作成
上で作った「棒グラフ」のシートで右クリックし、「複製」すると、このシートが複製される
https://gyazo.com/003bc9fe807acdd85482a228add15b68
(名前を「円グラフ」に変えておこう)
https://gyazo.com/4739c39f8506b8ff45dc1b42fee55855
右の「表示形式」を出し、円グラフのアイコンをクリックすると、円グラフになる
https://gyazo.com/4c5f5cfa7c3b81b77fec0ad91f4fdc25
フィルターを2019年度のみにすると、2019年度の円グラフになる
https://gyazo.com/287b8f4d85ea438bdb5d573d840bca6b
上の「標準」とあるプルダウンメニューで「ビュー全体」を選ぶと、表示を大きくできる
https://gyazo.com/866ba021749d2fb247ab7691e119c83a
「学部」のディメンションを「マーク」欄の「ラベル」の上にドラッグアンドドロップすると、円グラフ上に「学部」のラベルを表示できる
https://gyazo.com/30243a3c304958f99ae63eb2425c2bf3
↓
https://gyazo.com/b0a97f7fca53d202aa1a323e9a88bce2
同様に「志願者数(人)」を「ラベル」にドラッグアンドドロップすると、値そのものを表示できる
https://gyazo.com/9410888a59d11faacc0b19870421f960
(なお、ラベルの「合計(志願者数(人))」の上で右クリックし、「簡易表計算」→「合計に対する割合」を選ぶと、割合のパーセンテージ表示に変更できる。ちょっとややこしいが・・・)
https://gyazo.com/18e3db0092a36b3ada905a1811ebc44d
↓
https://gyazo.com/96bc39493f033d7021dd3653d340b952
(ちなみに、ここでさらにもう一回「志願者数(人)」を「ラベル」にドラッグアンドドロップすると、値そのものを再度追加できる)
https://gyazo.com/ebf58d9ed808f9a43594346cf2091d90
積上げ棒グラフの作成
「クロス表」シートを複製して、「積上げ棒グラフ」と名前を変更しておこう
https://gyazo.com/751c2ec908fb0ab70fd9bc34f2b34d22
表示形式からhttps://gyazo.com/0540282b6f20324794d96c009dccbb79を選ぶと積上げ棒グラフが作成される
https://gyazo.com/3ad91ded4b33da7a6f3d73dbfcbf538f
横軸の表示が切れているのが気になる場合は、たとえば「2016..」と「2017..」の間にマウスをもってきて適当に横にドラッグすることで幅を変更することもできる
https://gyazo.com/e8716e50a791a577fb7393dad5a30376
100%積上げ棒グラフの作成
「積上げ棒グラフ」シートを複製して、「100%積上げ棒グラフ」と名前を変更しておこう
https://gyazo.com/f6034d7ea9fc560ae09179f29f046963
「行」の欄にある「合計(志願者数(人))」で右クリックし、「簡易表計算」→「合計に対する割合」とする
https://gyazo.com/93b9987465757a46650d6eea44bdd619
こうすると、縦軸が%表示になる
https://gyazo.com/d528d20d6fe4c32e7dff970b112d5ace
これは、「すべてのデータに対する個々のデータの割合」に変換されただけなので、グラフの形は変わらない
(表示形式でhttps://gyazo.com/f044a15fa9805ca0620df7c99edd3c6dを選ぶと、この割合の状態でクロス表に戻せる。この表は、すべて足すと100%になっている)
https://gyazo.com/a18e80cf28b9bcb6578cb1fad64d5065
これを100%積上げにするには、再度「行」の欄にある「合計(志願者数(人))」で右クリックし、「次を使用して計算:」→「表(下)」を選ぶ
https://gyazo.com/ea97571ceab0ad987694db4b4df64150
こうすると、「各年度の合計を100%とした、100%積上げ棒グラフ」になる
https://gyazo.com/a3775ed278422df684b9a35a36f6bbca
(表示形式でhttps://gyazo.com/f044a15fa9805ca0620df7c99edd3c6dを選んでクロス表に戻すと、「年度ごとに合計100%」になっていることがわかる)
https://gyazo.com/a76dc078673be12c42ba4b54a50441bd
折れ線グラフの作成
「積上げ棒グラフ」シート(注:100%積上げではない)を複製して、「折れ線グラフ」と名前を変更しておこう
https://gyazo.com/e780eb0f225c03eef09b37f53a4e1a0f
「マーク」欄で「自動」となっているプルダウンメニューで「線」を選ぶと、折れ線グラフに変更できる
https://gyazo.com/843ac7218d1e34264a0d64fbc9f9226b
(参考:Tableauでの本来の折れ線グラフの作り方)
ちなみに、「表示形式」に折れ線グラフがあるのに、これはこのままでは選択できない
https://gyazo.com/6ac2f92955f0db711892c765ae4eb1b9
なぜ選択できないのか・・・?
じつは、Tableauの折れ線グラフ(線グラフ)は、横軸のディメンションのデータ型が日付でないと使用できない!
「年度」のディメンションの上で右クリックし、「複製」してみよう
https://gyazo.com/1bad62711de7c91abeeab720bcbb56e2
複製した「年度(コピー)」上でさらに右クリックし、「データ型の変更」→「日付」としてみる
https://gyazo.com/d8d2bcd6592b0224816e0aaf2ad46982
(日付のアイコンに変更されるのを確認)
https://gyazo.com/60cd13ea401d0a5f9f495c121fe9e87b
この状態で、「学部」「年度(コピー)」および「志願者数(人)」をそれぞれダブルクリックしてクロス表を作ると、右側の「表示形式」の線グラフと面グラフが選択可能になるhttps://gyazo.com/f1a9807bf80e84efc140c00c36b9cf65
https://gyazo.com/8d5f1f77af5410f84c1ae2b581055ee0
https://gyazo.com/54b3afc164e72e4cf15826c7829be3f7を選ぶと、折れ線グラフが描ける
https://gyazo.com/3d15461a2c981be15578b33de5722cbd
(「日付」は特殊なデータ型で、より細かな、年・月・日(・時刻)のようなデータを扱うことができます。これをうまく使うと、「年ごとの集計」「四半期ごとの集計」「月ごとの集計」「日ごとの集計」・・・といったように、時間によるより柔軟な集計ができるようになります。とりあえず、いまはそういうものだと思っておいてください。より高度な使い方をするようになると、このあたりが有用になってきます。)
ヒートマップの作成
すでに「クロス表」のシートでクロス表は作られているので、これをヒートマップ化してみる
「クロス表」のシートで、「表示形式」から「ハイライト表」https://gyazo.com/9feb4fe1637c24119c4c635e0ff7954aを選ぶとヒートマップになる
https://gyazo.com/379ab8ba6a412f95f1e35588310ba841
行と列の交換をするとこうなる
https://gyazo.com/b75681cbdbc881013420eb15f5e0f129
ヒートマップの色は細かく指定できる
「マーク」の「色」をクリックし、さらに「色の編集」をクリックすると、設定ができる
https://gyazo.com/4291f2cab7a8a5830f2a166b69e92c41
「詳細」から、グラデーションの始点と終点にあたる数値を細かく指定したり・・・
https://gyazo.com/0007ca4c34818611e79e46885d2b3da5
カラーパレットを選んで、色遣いを細かく変えたりもできる
https://gyazo.com/2281fc53d4a0af61d391c0a50fb1843f
(なお、Tableauでは、ほんとうはハイライト表の左のhttps://gyazo.com/330121611b43bf4f90612d195095a79fがヒートマップと呼ばれている)