ピボットテーブル
from Excel, クロス集計, 多次元分析
ピボットテーブルでクロス集計
Excelではピボットテーブルでクロス集計が容易にできる
ただし、多次元分析で述べたような考え方に基づき、縦持ちのデータとして、ディメンションとメジャーの多次元データが用意されている必要がある
ピボットテーブルの作成
対象のデータ上のセルをアクティブにしたうえで、「挿入」→「ピボットテーブル」を選ぶと、ピボットテーブルを作成するウィザードが出る
https://gyazo.com/457b4d6f76bc6639b0878c8b2e951d37
どの範囲のデータかを確認し、どのシートにピボットテーブルを作成するかを選択してOK
「ピボットテーブルのフィールド」として、指定したデータの変数名が列挙されているので、右下の「列」「行」にディメンション(切り口となる質的変数)を、「値」にメジャー(集計対象の量的変数)をドラッグアンドドロップすると、容易にクロス集計表が作れる
https://gyazo.com/f4a084e770d56815118ee0ad973613a1
↓「学年」を「行」(縦方向)、「科目」を「列」(横方向)、「点数」を「値」に入れると・・・
https://gyazo.com/b06e985f9dda59a578d9e518d10af1dc
「値」に入れた変数の集計方法を変更したければ、クリックして「値フィールドの設定」から適切な集計方法を選び直す
https://gyazo.com/f26fb9ef8f2e5f6b833afd4e834b889c
(「個数」にすると、度数カウントとなる)
ピボットテーブルの調整
ピボットテーブルは、作成直後の見た目があまり美しくない・・・と感じる人も多いかもしれない
上のタブでいろいろな設定ができ、見た目などを細かく設定できるので、このあたりをひと通りやってみると、ピボットテーブルの使い勝手もよくなってくる
「総計」の欄が不要なら、「デザイン」タブの「総計」から「行と列の集計を行わない」を選ぶ
https://gyazo.com/3fcc3273760f89b0b46bc2d2266687a6
行、列それぞれ別々の設定もできる
科目ごとの小計が不要なら「小計」→「小計を表示しない」で非表示にできる
https://gyazo.com/29097ec242125984a76b4a1a2f79fed7
表形式にしたければ「デザイン」タブの「レポートのレイアウト」を設定する
https://gyazo.com/22c64d75c784f97ce3badb3eb9f7cc69
行や列の値の並び順も変更できる(ちょっとわかりにくいが、項目名の間にカーソルを持ってくると、ドラッグで動かせるようになる
https://gyazo.com/893846ec020c726fea56d911955b1e7a→https://gyazo.com/b85c181188694e08d0df8b9936294a88
行または列に複数フィールドが入っている場合、「科目」の下に「学年」がぶらさがる、というように階層構造になる。このとき、上位の階層に「+」「-」のボタンが出てきて、これによって「下位グループを展開してそれぞれで集計するか、まとめて集計するか」を切り替えることができる
https://gyazo.com/589ff3d984077d56c7ceb935e5d37e80
その他、「ピボットテーブル分析」タブの「ピボットテーブル」→「オプション」でいろいろ設定できる
https://gyazo.com/d48d7212bfcdae2051b915b4d6a9fe6d
https://gyazo.com/48332f912de885de0f9d754ac0f552fc
たとえばピボットテーブルは、一度列幅を変えても、フィールド(変数)を入れ替えたりするとリセットされてしまうが、「更新時に列幅を自動調整する」のチェックを外すとそのようなことがなくなる。などなど、書式面その他の挙動がいろいろと設定できるので、このあたりを知っておくとストレスが軽減される(かも)