KTM
https://gyazo.com/0d26f9bf96e98d2f84b2c0429108b3c6
Kronreif & Trunkenpolz Mattighofen
オーストリアのバイクメーカー
オーストラリアではないTの字.icon
特徴
軽い!
ミドルクラスで150kg未満、リッタークラスでも200kg前後
軽さにコダワリを持っている
鋼管フレーム
モトクロッサーからGPマシンに至るまでクロモリ鋼トレリスフレーム
トレリスフレームといえばドゥカティの専売特許みたいなもんだった
が最近のドゥカティはカーボンモノコックに移行中なので鉄パイプといえばKTM
スチールのチューブラーフレームなら他のメーカーも全然作っているのだが
フラッグシップも一貫してトレリスフレームというのは珍しい
独特なデザイン
そりゃどこのメーカーも独特なデザインではあるのだが
KTMの場合バイクだけでなくアパレル等もKISKAという事務所が一貫してデザインを担当している
ヤマハで言うGKデザインみたいなものか
あと強いオレンジ推し
READY TO RACE
オン/オフ共にレースを意識した商品構成になっている
エンデューロマシンに保安部品付けて販売したり(FREERIDE)
最近はFI搭載の2ストマシンを開発したり(公道走行可)
あと電動バイクも開発している(FREERIDE E)
足回りにも拘っている
他のメーカーが片押し2POTな所をわざわざ対向4POTにしたり
スリッパークラッチやライドバイワイヤ等の技術を他のメーカーに先んじて採用している
WPという内製のサスペンションを全てのモデルに搭載
タイヤも標準でスポーツラジアルを履いている
ちなみに全モデルABS標準装備
後輪だけオフにしてドリフトできるスーパーモトモードを搭載するマシンもある
あとメーカー自体がいろんなレースにワークス参戦している
モトクロスとかエンデューロとかパリダカとか
2017年からMotoGPにフル参戦(Moto3, Moto2, MotoGP)している
https://gyazo.com/6e7d0fa01d43ae4e623b6a58d3652776
最近の売れ筋のスモールDuke/RCシリーズでワンメイクレースを行っている(RC CUP)
19歳以下の若者を対象に世界各国で実施し、優秀な選手をGPライダーに選抜する
年齢制限無しでサンデーレーサーもエントリーできる390 CUPというのもある
歴史
30年代ぐらいにマッティグホーフェンの小さな町工場としてスタート
DKW(大昔のドイツの自動車/バイクメーカー)のディーラーをやっていた
50年代から投資家と組んで独自ブランドのオートバイを製造するようになった
https://gyazo.com/79fe6e24a68598ce74de225d3cbfbebe
1953年にKTM R100として最初のバイクがデビュー
ROTAX製の空冷2スト98cc単気筒エンジン搭載
フロントサスはテレスコピックフォーク、リアはリジッド
始動はリコイルスターター(チェーンソーと同じ)
https://gyazo.com/5372ca083d5719519987d3a375c1fa70
1957年にはMeckyというモペットもリリース
一見スクーターっぽいがステップは無くペダルを漕ぐ
今では考えられないが当時はこういう街乗り女性向けマシンも販売していた
一方で市販車と並行しつつレースマシンも開発していた
https://gyazo.com/ff396e387b9b51e8fed5bab698460ddc
この250 MCというマシンで1974年のモトクロス世界選手権250ccクラスのチャンピオンとなる
この頃のヤマハは既にモノクロスを実戦投入していたからすごい
80年代にレース用の4ストロークエンジンの開発に着手する
環境問題やオイルショック等で2ストが下火になってきたため
https://gyazo.com/456f8abee3d7ad4a8635a55f56fea475
1987年のLC4(Liquid Cooled 4valves)エンジン
608cc4スト水冷単気筒
これで87年のエンデューロ世界選手権のヨーロッパチャンピオンを取ったらしい
このエンジンを搭載した市販車が95年に登場する
https://gyazo.com/d7c13291e82508b6668bffe513f2470e
620 Duke
LC4にバランサーだけ付けたイカしたマシン
始動はキックスターターオンリー
さすがに後継モデルはセルが付いた
このシリーズは現在にも690Dukeとして続いている
この後インドの大企業に買われたりスモールDukeがバカ売れしたりする
#あとで書く
#メーカー