shared nothing
シェアード・ナッシング・アーキテクチャ(英語: shared nothing architecture、SN)とは、分散コンピューティングにおいて、各ノード(コンピュータ)がネットワークを除いてリソースを共有しておらず、それぞれが独立しており、自律的であり、システムにおいて単一競合箇所が無い物を指す。
シェアード・ナッシング・モデルはスケーラビリティの観点からウェブ開発において頻繁に用いられる。Google社が例示したように、純粋なシェアード・ナッシング・モデルシステムは廉価なコンピュータを追加することによりほぼ無限にスケールすることが可能である。それはシステムの処理速度を低下させる単一のボトルネックが無いからである。Google社はこれをshardingと呼んでいる。典型的なシェアード・ナッシング・モデルシステムにおいては、データは異なるデータベースの多数のノードに分散されるか(この場合ユーザやクエリごとに異なるコンピュータを割り当てる)、あるいは何らかの同期化プロトコルを用い、全てのノードにアプリケーションデータのコピーを持たせる形をとる。これはdatabase shardingと呼ばれるものである。