情報伝達の方法すれ違い過ぎ問題
text communicationやmeetingについて、よく是非についての議論っぽく見えて議論でもないような意見のすれ違いがあるように思える。
だいたいこんな感じの構図
テキスト正義!ミーティング?無駄無駄ァ!! vs 対面での会話が正義!文字から汲み取れないニュアンスこそ大事!
そもそも対立概念ではないけど、この二項対立になって、「ケースバイケースだよね」みたいな結論で一件落着するみたいな
ちなみに、このすれ違いをなくすべきとかなくしたいとかは思ってるわけではない
例えば、
気乗りしない業務があって「みんなで楽しく進めたい」と思って30分のミーティングを設定する
相手が「話して解決するようなものじゃない」と思ってる議題が羅列されていて「あとでサマリ送って」と言われる、もしくは参加はするけど内職する
すれ違い発生
すれ違い方について考えさせられるちょっと面白い動画を見つけた
https://scrapbox.io/files/665314a3e5550b001c53c690.png
【学歴を無視して子育てはアリ?】高学歴VS知的好奇心 ビジネスに役立つのはどっち?/さかなクン・こんまりの親の共通点【EDUCATION SKILL SET】 - YouTube
文脈は全然違うが、機能的価値と情緒的価値をわざわざ分けて考えている
元ネタは多分ブランド論
https://scrapbox.io/files/66531381e0b17b001cc09ae0.png
4つの顧客提供価値(①機能的価値②情緒的価値③自己表現価値④社会的価値)|【図解で学ぶ】学校ブランディング研究所 ~”未来の約束”を学校改革の軸に~
text communicationとは全然関係ないフレームワークである前提で
この手の話ですれ違うときは、この4種類のどれに焦点を当ててるかがずれてるケースが多い気がする
機能的価値
情緒的価値
どっちかわからないもの
どっちでもないもの
例えば、こういう主張のぶつかり方
text communicationのほうが長期的に見たときに主張の重複が少なく効率的であり、機能的価値を高めやすい
vs
聞いたほうが早く顧客からの質問に返信ができ、顧客から信頼されるという情緒的価値(?)を高めやすい、または単に書くのが面倒(価値とかじゃない)
このフレームを応用すれば、自分のスタンスとしてどの方法を推すのかを説明しやすくなるかもしれない
下段の機能的価値を高めようと思ったら、text communicationがいい。というか人をなるべく介したくない
こうする
顧客価値(のうち機能的価値)やMVVなどから、できるだけ矛盾が少ないように論理を積み上げる
データを使って不確実性を下げる
判断ロジックを用意しておいて、意思決定をなるべく機械的に行う
開発プロセスの後半とか、数字づくりとか
情緒的価値にさしかかるあたりから、相手に合わせて情報伝達手段を変えていく
情緒的価値や価値とかいう話ではないものは、積極的に文字以外の情報伝達手段を使う
もはや情報伝達というか、表現方法を色々使って表現したい欲求を満たすイメージ
お祭りとか、話したいから話すとか、そういうもの
だからなんだっていうと、なんでもないんだが、とりあえず「あなたの考えは間違ってる」みたいな不毛な思考は避けたいしそういう印象も与えたくないという気持ち