知的生産におけるアーカイブとワークスペースの使い分け
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知的生産におけるアーカイブとワークスペースの使い分け
その2つを分けておく場合には、連携させるのが大事
情報の繋がりを生み出せるアーカイブを、ワークスペースに使えるように整備するのが大事 アーカイブとは
本, Webページ, 論文, 日記, メモ等の過去の情報をしまっておく倉庫。料理で言えば冷蔵庫のようなもの。材料が可視化されていることと、すぐに情報を取り出せることが重要。
例
脳(記憶)
Google検索
私のEvernote
ワークスペースとは
過去の情報をつなげて反応させ、新しい価値を生み出す場所。料理で言えば鍋のようなもの。情報や思考の整理をすることが重要。
例
脳(思考)
文章執筆ソフト
アウトライナー
この分け方は、知識と知恵の話でもあるかもしれないと思いながら記事を読み進める 一方、(デジタルの)知的生産においては、Evernoteの中に資料を蓄積して、同時に文章執筆をすることはできます。つまり、Evernoteはアーカイブ(冷蔵庫)と、ワークスペース(鍋)の両方として使用可能です。 この記事ではいくつかの選択肢を書いている
Choice1: アーカイブとワークスペースを使い分ける
アーカイブと別の場所にワークスペースを用意することは、効率的にアウトプットするために有効です。
たとえば報告書を作成する場合は、作成する資料のアウトラインをWordで作成し、Google検索で材料を集めることで、資料を作成することができます。しかし、Google検索の情報をEvernoteに保存しても最初に意図したアウトプット以外に役立つことはほとんどありません。つまり、自分用のアーカイブ内の情報が活用されず死んでしまうという課題があります。
Choice2: アーカイブとワークスペースを使い分けない
アーカイブの中に、情報を全部まとめて入れておき、それらを整理しながら資料作成をするという手法です。アーカイブの場所で作業することで、既存の情報がつながりやすくなるというメリットがあります。ただしこのようなシステムは整理が難しくなります。
独創的なアイディアは雑多な情報をごちゃまぜにしてそれらの共通点を整理することによって生まれてくるものだと思います。そのためには報告書を作るためのアウトラインではなく、偶発的な反応を起こしていくことが必要です。よって、理想的にはアーカイブとワークスペースは同一の場所にあるか、それらが互いに連携していることが望まれます。
結論はなさそう