公共財
public.icon
非排除性を持つ公共財について
自由市場では、排除不可能で非競合的な公共財を提供するには不適切です。排除不可能とは、商品やサービスを使用せざるを得ない状況のことを指しています。 特定の人物が商品の利益を享受できる状態にすると、対価を支払わない者も同様に利用できてしまうため、利益だけを得ようとします。支払いをせず利益だけを得ようとする人々が増加すると、フリーライダー(タダ乗り)の問題が起きて供給が過少となり、結果的に「有益な公共財が作成されにくくなる」という現象が起こり得るのです。
「国防、警察、ダム」などは、純粋公共財の例ですが、自由市場のメカニズムに任せていた場合、プロジェクトの資金調達が困難になりかねません。
よって、建設に関する資金調達の役割を政府が担うことで、生活に役立つ公共財が建築され、一般市民が恩恵を受けることが出来るようになるのです。