デルタニュートラルポジション
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仕組み
例えば、100ドル分のステーブルコインを作りたい場合、以下のような流れになります。
ユーザーが100ドル分のBTCを、UXDプロトコルのコントラクトに預ける
UXDプロトコルが、100ドル分のステーブルコイン(100 UXD)を発行する
UXDプロトコルが、預かったBTCをデリバティブのDEXに転送し、100ドル分のショートポジションを取る(無期限先物で、デルタニュートラルのポジションを作ってヘッジする) これでBTC価格が下がっても上がっても、それをヘッジするポジションを持つことによって相殺されるため、損益は0を保つ、ということになります。
ステーブルコインを戻す際は、100 UXD を UXD Protocol のコントラクト(Vault)に送ることで100ドル相当のBTCを取り戻すことができます。
コントラクトにUXDを送る
デリバティブのDEX上で持っていたデルタニュートラルポジションが解消される
UXDプロトコルがUXDをバーンして、同額のBTCがアンロックされる
となります。
デルタニュートラルは、BTCの価格が変動してもPnLに影響しないポジションを組み、先物市場の調達金利を稼ぐトレーディング戦略です。 例えば、現物BTCを1枚保有し、パーペチュアルスワップBTCを1枚ショートすることで資金調達率を得られます。統計上、BTCのFRは多くの期間プラスで推移しており、2019年5月からデルタニュートラル戦略を実行した場合の損益のシミュレーションは以下の通りです。
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