クラウドソーシング
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2006年6月2日
クラウドソーシング定義
先週末、私はクラウドソーシングが本格的な新語になった証拠として、Wikipediaの項目を指摘した。しかし、この言葉が採用されたことをより強く主張するのは、この言葉が私やWiredの元の記事への言及なしに登場し始めたからです。この進展は私にとってこれ以上ない喜びですが、この言葉がYochai Benklerのcommons-based peer productionの概念と、いくらか入れ替わって使われていることにも気づいています。言葉というものは不確かなものであり、意味そのものは群衆によって大きく左右されることを念頭に置きながら、私は群衆が自らこの言葉を定義することに満足しています(私にはそれを止める力がないからです)。 しかし、その過程において私自身の役割を果たさないのは不注意でしょう。 2005年にWIREDの編集者であるジェフ·ハウ(Jeff Howe)とマーク·ロビンソン(Mark Robinson)が、企業が個人に仕事を外注するためにインターネットをどのように使っているかについての議論の末に用語「クラウドソーシング」を生み出した2。ハウとロビンソンは「群衆(crowd)にアウトソーシング(outsourcing)」するようなことが起こっているのだという結論に達し、それが「クラウドソーシング」という造語に繋がった。ハウはまず2006年6月のWIRED誌の記事、「クラウドソーシングの台頭(The Rise of Crowdsourcing | WIRED_2)」に付随するブログ記事で「クラウドソーシング」の定義を発表した(そして数日後に出版された)3。 「単純に定義すると、クラウドソーシングは、かつて従業員によって実行されていた機能を、公募するような形で不特定(かつ一般的には大規模な)人々のネットワークにアウトソーシングする企業や機関の行為のことを指す。これは、集団労働(作業が協調的に取り組まれる場合)の形を取ることができるが、しばしば、単独の個人によっても行われる。重要な前提条件は、公募形式と潜在的な労働者の大規模なネットワークを使用することである。」
ここら辺はDeCartographyについて考える時にも参考になるかもしれない