オープンソース・ハードウェア
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私が趣味を活かして始めたプロジェクトに、DIYドローンズ[DIY Drones]という、飛行ロボット技術を開発して売るオープンソースのハードウェア会社がある。 コストゼロで伝達できるビット(情報)ではなく、限界費用の発生するアトム(原子)がかかわる試みとして、オープンソースの世界に新しい次元を加えたのだ。 1.無料情報のまわりにコミュニティを築き、個々のトピックスに助言をする。
2.そのコミュニティの助けを借りて、人々がほしがっているものを設計し、助力のお返しに、基本機能を持つ製品を無料にする。
3.時間や技術やリスクに対する許容度よりもお金がある人に対しては、有料の機能拡張版を売る(ほとんどの人がこれに当てはまるだろう)。
4.この過程をくり返して、黒字にするために四割の利益率を確保する。
実にシンプルだ。トロンは言う。「消費者が集まるコミュニティがないかぎり、本やビデオや雑誌を出すことは考えられません。結局、物語性の問題なのです。人々は物語の始まりや中盤、結末や筋を知りたがるのです。どこかに購入ボタンがあれば、彼らはときどきそれをクリックして、私たちがまじめに働いていることに対してご褒美をくれるのです」