Truthcoin/Hivemind学習帳
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どこまで現実的な主張であるかはまだ確信が持てない
そのため、TruthcoinではCashcoin(CSH)とVoteCoin(VTC)という2つのコインを使用する。
CSHはBitcoinと1:1で交換可能な通貨で、所持することによりTruthcoin特有の機能、例えばPredictoin Market(PM)の作成、PMのシェアの売買などを行えるようになる。
VTCは「評判」を表すもので、Truthcoin特有の発明である。 評判を交換可能なものとすることで様々なメリットがある。
所有権とコントロールのアラインメント ... 価値の追加、破棄はそのまま報酬とペナルティになる。(?)
活発に活動していないエージェントに対して罰則を与えることができる。
インセンティブの計算から、「時間」という次元を取り除く。したがって「全評判を犠牲にしてCSHを手に入れる」という破滅的現象(exit scam, GOX)を防止することができる。
価値の保存という機能においては、VTCはBTC・CSHには劣る。というのも常に投票に参加し続けていないと原価していくためである。 イメージとしては従業員IDに近い。
VTCの所有権は投票活動に応じて移行する
保有者が、投票をしなかったり多数派と同じ結果に一致しない投票をした場合、VTCは流出する。
投票者が少ない命題や、票が割れるようなDecisionに投票した場合、VTCを手に入れる。
インセンティブ設計の基本方針
予測市場はDecision(投票対象)の提起とそれに付随するマーケットの設定により行われ、これを行うものをその市場のAuthorと呼ぶ すべての予測市場は単一のブランチに属す。
a. だれでも自由にあらゆるマーケットを作り、そのAuthorになることができる。 b. Authorは、アウトカムが特定の日付までに誰の目にも明らかな形で開示されるようなマーケットだけを作成するようなインセンティブを持つ。 c. Authorは、十分な流通量が見込める(異なる見解が社会に存在し、したがってPMを作るメリットが見込める)マーケットのみを作成するインセンティブがある。 d. マーケットの開示当初から高い流動性を持つことが見込めるものを作製するインセンティブがある。 e. トレーダーに自身が信用に値することを証明する必要がない(自動で証明される。 )。
a. 投票者は、自身の所属するブランチ(サブマーケットのこと。例えば「スポーツ」「サイエンス」「政治」など)における、ネットワークの長期的信頼を保つインセンティブがある。
b. 投票者はすべての意思決定に投票するインセンティブがある。
c. 投票者は他の投票者が投票すると思われる内容に自分も投票するインセンティブがある。
VTCに応じて投票力が変わる?