Chef
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最初はコンサルから入ってた?っぽいけど、うまくいって、ベンチャー企業の支援をする会社になった ChefのCEOであるBarry Crist氏は4月2日(米国時間)、「Introducing the New Chef: 100% Open, Always - Chef Blog」において、Chefの関連ソフトウェアをすべてオープンソース・ソフトウェアに変更すると発表した。 これまで同社はOSS(OSS)とプロプライエタリ・ソフトの双方を提供するビジネスモデルを展開していた。同社は長年にわたってOSSやオープンソースコミュニティとの関係を模索してきたが、その結果、プロプライエタリ・ソフトウェアもOSSとして提供するほうが優れた結果を迎えられると判断したと説明している。 ソフトウェアのコアをOSSとして公開し、管理ツールなど使い勝手を左右するUI/UXに関連したソフトウェアをプロプライエタリ・ソフトウェアとして提供することはOSSを活用したビジネスモデルとしてよく使われる手法。Chefはこのビジネスモデルから別のビジネスモデルへ変更することになる。
「Chef」はChef Softwareが開発した製品で、2009年1月に最初のStable版がリリースされている。ライセンスはApache License Version 2.0で、現在の最新バージョンは2016年4月9日にリリースされたVer 12.9となっている。 Chefにはサーバ内部で構築を行う「Chef-solo」、リモートからnode上の「Chef-solo」を遠隔操作して構築を行う「Knife-solo」、大規模環境で集中管理を行うための「Chef-server」が提供されている。各製品の機能概要と使い分けについては、クリエーションラインの技術ブログ「あなたに合ったChefはどれ? ~おすすめ構成確認チャート」に非常に詳しく記載されているので、こちらをご一読することをお勧めする。