21世紀の資本
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『21世紀の資本』の主張は「資本主義の富の不均衡は放置しておいても解決できずに格差は広がる。 この不等式が意味することは、資産 (資本) によって得られる富、つまり資産運用により得られる富は、労働によって得られる富よりも成長が早いということだ。 言い換えれば「裕福な人 (資産を持っている人) はより裕福になり、労働でしか富を得られない人は相対的にいつまでも裕福になれない」というわけだ。
これから富を築くときに「r>g」をどのように活かせばよいか
しかし、ピケティ氏自身が認めているように、このアイデアを実現するのは、現実的には不可能だろう。したがって資本主義の中で生きる私たちは、この「r>g」という現実の中で何かしらの手を打たねばならないということになる。
すでに大きな資産を運用して「r>g」の「r」の側に立っている人は問題ない。問題は、資産家ではない一般的なビジネスパーソンだ。単純に考えれば、資産運用を開始すればいいということになるだろう。例えば株式投資や不動産投資を始めればよいということになる。
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