株式会社 vs 中心なき同時並行の研究開発
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株式会社 vs 中心なき同時並行の研究開発
/emoji/twitter.icon 西村賢さんの記事。GitLabを投資家目線で分析——が本題ですが、記事後半で、以下の2つの命題を2項対立で描いた点がクリプト界隈で話題を呼びました。 A 「株式会社」という器はインパクト最大化に有効
イーサリアムへの自分の考え方は、自分のスタンスは去年書いた記事から大きくは変わっていません。中心なき同時多発のムーブメントであり、良い成果が競争で選ばれてメインストリームになる。これはインターネット技術の開発と相似形です。
インターネットは、DARPAの研究資金援助のもと米国の複数の研究機関で同時並行で研究開発。集中的なガバナンスとは違う形だったと認識しています。UCバークレイでビル・ジョイがUNIX(BSD)にSocketインタフェースとTCP/IPを実装したのも、同時並行の中の一つ。これが本命ではなかった。
A 株式会社
B 中心なき同時並行の研究開発
両者を比べると、Aの方が資金効率が良いのは明らか。一方、Bの代表インターネットは結果的に強固で持続的なエコシステムを生んだ。イーサリアムもBの路線で将来像を描いているものと理解しています。