ボトルネック
ボトルネックとは、その処理能力が、与えられている仕事量と同じか、それ以下のリソースのこと
非ボトルネックは、逆に与えられている仕事量よりも処理能力が大きいリソースのこと
ボトルネックがある場合、工場の能力はボトルネックの能力に等しいことはもうわかってくれたと思う。つまり『ボトルネックの一時間当たりの生産能力イコール工場の一時間当たりの生産能力』となるわけだ。だから、ボトルネックで一時間、時間を無駄にすれば、工場全体で一時間無駄にしたことと同じことになる
リレー的協働や工程管理された生産の場合、ボトルネックの生産能力が全体の生産能力に等しい ボトルネックでは、今日スループットにつながるものだけを作るということだ。半年後や一年後にスループットになるものは、今日作ってはいけない。そうすれば、ボトルネックの能力を増やすことができる。ボトルネックの能力を増やすには、実はもう一つ方法がある。ボトルネックから負荷を減らして、非ボトルネックにこの負荷を回す方法だ ボトルネックで作ったものはすぐにスループットに変換されなくてはならない
そして非ボトルネックを一生懸命動かしてもスループットは上がらない
非ボトルネックがどう使用されるかについては自身の能力ではなく他の制約条件によって決定される
ボトルネックが余剰在庫をかかえてしまうということになると制約条件は販売力になる ボトルネックの生産能力、つまり制約条件に合わせて非ボトルネックの使用レベルを変えるということは、経費削減を狙ったものではなく、スループットを上げることを中心にして考えられている