SING SING
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収監された犯罪者たちが協力しひとつの作品をつくる演劇プログラム、RTAを話の軸に広げられるお話
ショーシャンクの空に、グリーンマイルなどが類似作品として挙げられているようだがあまりピンときていない
囚人としての生活はほとんど描かれず、彼らが演劇に費やす時間を描いているので、彼らが囚人であることすら忘れてしまいそうになる
忘れてしまいそうになるからこそ、途中途中で、彼らの抱える状況が深刻でもあるし、途中の挫折に打ちひしがれてしまう
演劇には教育的側面と、自分以外の他人の立場を考える、という側面があると自分は考えていて
依存症患者たちが自助グループで、自らを解放し、居場所を見つけるということにも少し類似していると思った
舞台というプロジェクトを完遂するには
協力し合わないとなしえない
自分のことだけを考えても作品が良くならない
恥ずかしいと思っているということを自覚し、伝えないといけない
だからこそそこでの仲間というのはかけがえのない仲間という感覚になる
演劇プログラムから何を得たかはひとそれぞれだろうが、自分は元ギャングのならず者、ディヴァイン・アイが演劇をとおして変わっていく様が、演劇の良さをあらわしていると思った
みんなが喜んでくれる・笑ってくれることが自分の居場所と感じられるというのは本当に大事なことだよ